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授業の内容(Course Description) |
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テーマ[言語とパフォーマンス] 言葉が、[紙の上にかかれたもの]から[実際に人の口からでる、立体的な形]になることによって、どれだけ人の心を動かすようなものになっていくか、それをいろいろな形態を実際に目で見て、耳で聞くことによって実感していく、ということが主題です。 取り扱う作品として選んだのは、シェイクスピアの『夏の夜の夢』です。英語の原文、和訳、演劇上演されたもの、さらには歌舞伎など、様様な形で[言語による芸術]と、その[パフォーマンス]を、[感じ取って]いただきたいと願っています。 毎回、何がしかの感想、あるいはプラスアルファ(のようなモノ)を書いていただくことになります。学期の後半からは、個人発表に移ることも考えています。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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見たもの、聞いたもの、感じ取ったものを、どれだけ[自分の言葉]に消化して、再発信できるかが、この授業の主目標です。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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毎回、何がしかのことを書いてもらいますので、それがどれだけ、[情報の受容と再発信]として優れているかどうか、また同じ基準で、学期末のレポート、個人発表に対しても評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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シェイクスピア『シェイクスピア全集 夏の夜の夢』ちくま文庫
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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まず、授業が始まる前に、一通り作品を読んでおいてほしい。そして授業が始まってからは、自分が「読んで」間が思っていたことと、毎回の映像の印象を比較して、それについて常に「自分の言葉」で考える訓練をつんでほしい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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何よりも、見たもの、聞いたものを、自分の頭で考えて、[自分の言葉]を発信できるようになること、です。インターネットからコピーしてきたものを金太郎飴のように誰でも同じことを「書いていて」も、それは言葉を扱うということではなく、指先と端末の遊技でしかありません。 決して強制ではありませんが、学外学習として、生の演劇などパフォーマンスを見に行くことも考えています。勿論、それなりのお金は掛かりますが--。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の概要説明 【第2回】~【第10回】 『夏の夜の夢』読解、及び、複数の英語版・日本語版の演劇・バレエなど、映像化されたパフォーマンスについての考察。1つずつやっていくか、各シーンごとに見比べてゆっくり進めていくか、は、学生諸君と話しながら決めていきたいと思います。 【第11回】~【第15回】 内容に関連しての個人発表
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