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授業の内容(Course Description) |
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本講義では、近世の「くずし字」で書かれた史料を読み、理解できるようになるための基礎トレーニングを行います。さらに、取り上げる史料は当時、どのような意図をもって作成されたのか、その史料が有する機能や様式について、あわせて解説していきます。 後期は、前期に引き続き幕府関係の文書を読むとともに、現在の八王子・多摩市域に残される古文書を取り上げます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①近世文書で頻出する語句や言い回し、文書の形式に慣れる。 ②史料に返り点を付し、書き下し文に直せるようにする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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中間テスト(40%)、期末テスト(50%)、出席(10%)により判断します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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下記のいずれかを使用して、予習と復習を行うのが望ましい。 林英夫監修『増訂 近世古文書解読字典』(柏書房、1972年) 児玉幸多編『くずし字用例辞典普及版』(東京堂出版、1993年)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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配布プリントの予習と復習
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義は、古文書学Ⅰ・Ⅱを通年で履修することを前提として進めていきます。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】~【第6回】 幕府の文書を読む(法令、行政文書など) 【第7回】 中間テスト 【第8回】~【第14回】 地域の文書を読む(八王子・多摩地域) 【第15回】 期末テスト
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