| １． |
授業目標 |
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物理学の重要分野である力学は機械工学の基礎となっています。1年前期の「物理学1」では、「質点」（質量を持った１つの点）に関する力学を学習しました。しかし、自動車をはじめとする身の回りにある工業製品やその各部材はそれぞれ、固有の形と大きさを有しています。
本講義では、力学を工業上の諸問題に応用する上で重要な「剛体」（広がりを持つが、内部の変形を無視できるほど堅い物体）の力学の基礎の習得を目指します。
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| ２． |
授業概要 |
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以下の内容を学習します。
(１) 力のつりあい、モーメントのつりあい、反力、重心、物体のつりあい など
(２) 速度、加速度、平面運動、回転運動、慣性モーメント、剛体の運動方程式 など
(３) 仕事、エネルギ、斜面に沿った仕事、仕事率、馬力 など
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| ３． |
準備学習（授業時間外の学習） |
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・「物理学1」で学習した質点系の力学についてよく復習しておいて下さい。
・ テキストの当該部分を読んで授業に臨むと良いでしょう。
・ 授業中に行った演習問題を再度解答し、さらに類題が解答できるように練習をして下さい。
・ テキストの[例題]を学習した上で、関連する演習問題に取り組んでみましょう。
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| ４． |
授業計画 |
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【第１回】一点に働く力 ： 力学の単位、力の合成と分解、質点における力のつりあい
【第２回】剛体に働く力（その１） ： 剛体の定義、モーメント、偶力
【第３回】剛体に働く力（その２） ： 剛体に働く力のつりあい、支点と反力
【第４回】重心と分布力（その１） ： 重心の定義と求め方
【第５回】重心と分布力（その２） ： 物体のつりあい
【第６回】重心と分布力（その３） ： 分布力とつりあい
【第７回】速度と加速度（その１） ： 速度、加速度、直線運動、放物運動
【第８回】速度と加速度（その２） ： 円運動、角速度、角加速度、相対運動
【第９回】力と運動法則（その１） ： ニュートンの運動法則
【第10回】力と運動法則（その２） ： 慣性力、遠心力
【第11回】剛体の運動（その１） ： 平面運動、回転運動、慣性モーメント
【第12回】剛体の運動（その２） ： 剛体の運動方程式
【第13回】仕事とエネルギ（その１） ： 仕事とエネルギ、斜面に沿った仕事、動力、馬力
【第14回】仕事とエネルギ（その２） ： 回転体の仕事、動力
【第15回】全体のまとめと期末試験 ： 第1回～14回の授業内容の復習と期末試験
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| ５． |
成績評価の方法、基準 |
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期末試験、及び授業時間内の小テストの成績を用いて評価します。なお、小テストは原則として毎回行います。
なお、遅刻・早退することなくすべての授業に出席することが単位取得のための前提条件となります。
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| ６． |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書 ： 入江敏博著 「詳解工業力学」理工学社 (1983)
教 材 ： 必要に応じてプリントを配布する。
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| ７． |
その他 |
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授業時間中に毎週演習を行うので、関数電卓を必ず持参して下さい。定期試験でも電卓が必要となります。
授業中に必要事項をノートする習慣を身につけるように。自筆のノートは試験の際に持ち込むことができます。
また、学期中にノートの提出を求めることがあるので、この授業専用のノートを用意すること。
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