Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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ロケット工学概論(Elements of Rocket Engineering) 中島 俊
3年 後期 専門科目選択 2単位
【航空・後】 13-1-0320

1.
授業目標
人工衛星、惑星探査機等の打上げ、姿勢・軌道制御、探査機の惑星軌道投入時の減速、あるいは大気圏再突入時等々に用いられるロケットシステムについて理解し、今後の宇宙関連研究開発の基礎知識として身につけると同時に、将来型ロケットエンジン、輸送システム研究開発上の課題について考えます。
具体的には、ロケットエンジンシステム開発の歴史、ロケット飛翔の基礎理論、固体ロケット・液体ロケット・電気推進・ハイブリッドロケット等の概要とそれぞれの長所・欠点、ロケットシステムを構成するサブシステムの概要と機能、ロケット打上げシーケンスと打上げに必要な地上システム等について講義します。
2.
授業概要
ロケットエンジンシステム開発の歴史、ロケット飛翔の基礎理論、固体ロケット・液体ロケット・電気推進・ハイブリッドロケット等の概要とそれぞれの長所・欠点、ロケットシステムを構成するサブシステムの概要と機能、ロケット打上げシーケンスと打上げに必要な地上システム等について講義します。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
基礎的な微分・積分の計算ができるようにしておいて下さい。
4.
授業計画
[第1回]
序論
[第2回]
ロケットの定義、開発の歴史
[第3回]
エネルギー変換、各種用語と定義
[第4回]
比推力型推進系と比出力型推進系
[第5回]
固体ロケット
[第6回]
液体ロケット
[第7回]
固体ロケットと液体ロケットの比較、ロケット推進剤
[第8回]
電気推進
[第9回]
ハイブリッドロケット、各種ロケットの比較
[第10回]
ノズルとスロート
[第11回]
ロケットサブシステム
[第12回]
ロケットの開発・打上げに必要な地上システム
[第13回]
ロケットの開発手順
[第14回]
ロケットの飛翔
[第15回]
定期試験及びまとめ
5.
成績評価の方法、基準
定期試験により評価します。
6.
使用テキスト及び使用教材
教科書は用いません。
7.
その他
講義内容は、進捗状況に応じて変更する場合があります。
毎回、宇宙研究・探査に関するビデオを紹介し、学生が、宇宙に関わる勉強に更なる興味抱けるよう考えています。