Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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生命倫理1(Bioethics 1) 小松 真理子
1年 前期 基礎分野必修 2単位
【柔整・前】 13-1-0533

1.
授業目標
生命倫理、医療倫理方面中心に現代における生と死の問題の諸局面を提示・紹介し、これについて現時点で自分なりの考え方がもてるように考えてもらいます。そのための最小限の知識を身に付けることを目標にします。
2.
授業概要
前期は現代の医療における死の問題を扱い、最後に死の文化を探ります
脳死・臓器移植問題、 安楽死・尊厳死問題、 死を受容する医療―ホスピスケア、 死生観と死の儀礼といったテーマを取り上げます。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
前回のレジュメを読んで復習しておくこと。
4.
授業計画
1. 序:現代における生と死
2. 先端医療技術がもたらした生と死の問題
3. 脳死とは何か
4. 脳死をめぐる諸問題と諸意見
5. 死の定義、及び脳死者の取り扱い
6. 臓器移植の問題
7. 近年明らかになってきた脳死概念の矛盾
8. 安楽死
9. 尊厳死
10. 死を受容する医療―ホスピスケア
11. 死生観と死の儀礼(1)―仏教、儒教
12. 死生観と死の儀礼(2)―道教、神道、日本の民俗信仰
13. 死生観と死の儀礼(3)― チベット
14. 死生観と死の儀礼(4)― インド、欧州、アメリカ
15.テスト と解説
5.
成績評価の方法、基準
各問題がどのような問題か把握し、これについて最後の回で自分なりの考え方を表現できるようにしていきます。またそのための最小限の知識を身に付けてもらいます。テスト(知識問題・論述式混合)によって評価します。
6.
使用テキスト及び使用教材
テキストはありません。参考書は各回で紹介します。
各回のまとめのレジュメを配布します。資料プリントをも配布するときがあります。また映像資料を併用することがあります。
7.
その他
医療技術学部にとっての基礎分野科目です。