Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

公衆衛生学(Public Health) 鈴木 勇司
1年 前期 専門基礎分野必修 2単位
【柔整・前】 13-1-0569

1.
授業目標
が国は、第二次世界大戦以降に公衆衛生学の教育、医療技術の発展、経済的な発展が相伴い種々の疾病による死亡率の改善が見られ、平均寿命が世界最高になるまで至りました。その結果として、少子高齢化社会が形成されてしまいました。公衆衛生がこれから目指すことは、疾病治療から、疾病予防に移ってきました。しかし、何らかの障害が残ってしまった場合には、障害者の残された能力を最大限に活用させ、家庭や社会に復帰させることが重要です。実際に実施するには、種々の職種の人々のチームワークをもって行うこととなります。柔道整復師もこのような観点から社会貢献する必要があります。従って、専門職としての公衆衛生学的知識と公衆衛生全般の知識を学びます。
2.
授業概要
授業全般に、パワーポイントを利用して進めます。授業内容は、ヒトが生を受けてから老人に至るまでの健康で質の高い生活を送るための保健活動について学びます。専門職として疫学手法を学び、少子高齢化社会への対応などについても学びます。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
教科書をよく読んで予習しておくこと。
4.
授業計画
【第 1 回】公衆衛生学の歴史と公衆衛生活動
【第 2 回】健康の概念と予防医学
【第 3 回】人口静態統計
【第 4 回】人口動態統計
【第 5 回】疾病統計と疾病予防と健康管理
【第 6 回】疫学Ⅰ 疫学の概念
【第 7 回】疫学Ⅱ 患者-対照研究とコホート研究
【第 8 回】疫学Ⅲ 演習
【第 9 回】母子保健・小児保健
【第10回】学校保健
【第11回】成人・老人保健
【第12回】精神保健
【第13回】健康日本21・健康増進
【第14回】地域保健と国際保健
【第15回】衛生行政と保健医療の制度
5.
成績評価の方法、基準
期末試験の結果、受講態度から総合的に評価します。
6.
使用テキスト及び使用教材
衛生学・公衆衛生学:全国柔道整復学校協会監修 南江堂 ¥5,000
7.
その他
授業を行う際に、パワーポイントの資料を配布します。