1. |
授業目標 |
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医療人として基礎を育成すると共に、包帯法をメインに習熟します。包帯法の習熟の難しさを実際に体験し、その技術習得に向け、また完成度の高い包帯法を目指し実技に熱意を持たせることで柔道整復師へのモチベーションが向上するよう指導します。
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2. |
授業概要 |
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医療人としての第一歩として白衣を着ることの意味、その自覚をさせる。実技習得の心得、実技実習室のルール、授業態度、授業の進め方を説明、理解してもらう。柔道整復師が使用する固定材料を紹介し、その中でも包帯法の重要性とその難しさを学び、包帯の種類、目的、上手な巻き方、巻き戻し方を学習した上で、包帯固定学を基本とした包帯法の実技を習熟します。主に基本包帯法の各種包帯法を練習し、部位別包帯法では習得した基本包帯法を使って体の各部位を実際に施行して包帯法訓練します。学生同士のペアで包帯を巻き合い練習することで、コミュニケーション能力の向上を図ります。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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包帯法をメインとした授業のため、包帯を巻いた練習回数が重要となります。包帯を自宅に持ち帰り、家族の体を借りて反復練習することが大事です。学校でも休み時間を利用して、学生同士で積極的に練習しましょう。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】オリエンテーション:教員紹介、授業目標・実技心得・実技室ルールについて、授業白衣採寸、名簿用写真撮影 【第2回】医療人としての心得、授業の進め方、包帯法の習熟法、授業の評価についての説明、包帯・晒配布 【第3回】包帯実技①:上手な巻軸帯の巻き方、巻き戻し方、基本包帯法1~4(前腕部) 【第4回】包帯実技②:基本包帯法5~6(肘関節、肩関節) 【第5回】包帯実技③:①②のおさらい 包帯実技小テストⅠ:基本包帯法1~6、部位別包帯法 【第6回】包帯実技④:部位別包帯法(膝関節、足関節、下腿部) 【第7回】包帯実技⑤:部位別包帯法(大腿部、股関節) 【第8回】包帯実技小テストⅡ(足関節①、②) 【第9回】包帯実技⑥:部位別包帯法(体幹部、腰部) 【第10回】包帯実技⑦:部位別包帯法(頭部、顔面部) 【第11回】包帯実技小テストⅢ:(腰部)、特殊包帯法(投石帯、合わせ包帯、多頭帯) 【第12回】包帯実技⑧:冠名包帯法(デゾー包帯法) 【第13回】包帯実技⑨:冠名包帯法(デゾー、ヴェルポー、ジュール包帯法) 【第14回】実技小テストⅤ:デゾー包帯法 【第15回】定期試験、まとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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実技小テストⅠ~Ⅴ、定期試験結果にて総合的に評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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包帯固定学((社)全国柔道整復学校協会・教科書委員会 ㈱南江堂)を基本教材とし、その他必要に応じてテキストを配布します。包帯は全員に各種配布します。
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7. |
その他 |
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実技授業では、必ず白衣を着用して下さい。実技授業を受ける際は医療人としてふさわしい身だしなみ、態度を身につけてもらうため、厳しく指導します。また、時間厳守を徹底し授業開始時には着席して待機出来るように心がけてもらいます。これらは授業態度として評価対象になります。白衣、実習シューズはセットで男子約13,900円、女子約13,100円です。業者が採寸、裾直し、ネーム刺繍しますので、必ず購入してください。
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