Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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アロマセラピー2(Aromatherapy 2) 安部 美江
2年 後期 専門基礎分野選択 2単位
【柔整・後】 13-1-0611

1.
授業目標
前期授業(アロマセラピー1)で基礎を学んだ後に、さらに精油の利用法、活用法などを深く学びます。
様々な状況下で、植物の芳香成分を健康増進に上手に役立てるのがアロマセラピーであるという考え方で授業をすすめ、芳香成分のもつ心理的及び生理学的な作用をより詳しく学びます。
自然療法であるアロマセラピーを、自分の心身の健康だけでなく、ホームケアや、将来医療と関わる領域で応用できるための基礎知識の習得を目指します。また、アロマセラピーの科学的な面に重点を置き、抗菌・免疫・感染・炎症との関係についても説明することができるようになることを目指します。
2.
授業概要
すでに「アロマセラピー1」で学習した基礎理論の確認をするとともに、さらに精油の心身に及ぼす作用を科学的な側面を中心に学習します。また主要な精油を各論として学び、同時により実践的な方法を習得するためにできるだけ多く実習(生活の中で役立つアロマクラフトの作製、および簡単なトリートメントの方法の習得など)を行います。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
プリントを配布するので、予習・復習を行うこと
アロマセラピーは実践することにより、より深く理解することが出来ます。実習で作製したアロマクラフト等について、実際に使用した感想のレポートを作成すること
4.
授業計画
【第1回】 授業を始める前に
【第2回】 一般的な利用法Ⅰ,精油各論Ⅰ,実習
【第3回】 一般的な利用法Ⅱ,精油各論Ⅱ
【第4回】 精油の基礎知識Ⅰ,精油各論Ⅲ
【第5回】 精油の基礎知識Ⅱ,精油各論Ⅳ
【第6回】 精油各論(まとめ)
【第7回】 精油の化学 ,実習
【第8回】 ホームケアとしての利用法Ⅰ,実習
【第9回】 ホームケアとしての利用法Ⅱ(トリートメント法の習得)
【第10回】 代替医療としてのアロマセラピー,実習
【第11回】 香りの神経系に対する作用(ストレスと免疫に精油がどのように働くか)
【第12回】 アレルギー・炎症の基礎知識と症状に対する精油の使い方
【第13回】 感染症の基礎知識と感染を伴う皮膚トラブルに対する精油の使い方
【第14回】 確認テスト
【第15回】 全体のまとめ,研究発表会
勉強する主な精油
イランイラン,オレンジ・スイート,カモミール・ジャーマン,カモミール・ローマン,クラリセージ,グレープフルーツ,サイプレス,サンダルウッド,ジャスミン,ジュニパーベリー,スイートマージョラム,ゼラニウム,ティートリー,ネロリ,パチュリ,ブラックペッパー,フランキンセンス,ベチバー,ペパーミント,ベルガモット,ベンゾイン,ミルラ,メリッサ,ユーカリ,ラベンダー,レモン,レモングラス,ローズアブソリュート,ローズオットー,ローズマリー他
実習:石鹸、ルームフレッシュナー、香水、ハンドクリーム他の作製 基本的なトリートメント法の習得など
5.
成績評価の方法、基準
授業時に実施する確認テスト,レポート,自由課題による研究発表などを総合して最終評価とします。
詳細については第1回授業時に述べます。
6.
使用テキスト及び使用教材
授業はパワーポイントを用いて実施します。
毎授業での配布プリントが教科書の代わりになります。特別な事情がない限りプリントは再配布しません。
参考図書については、随時授業中に指示します。
7.
その他
「アロマセラピー1」を履修した学生を対象とします。
11月に実施されるアロマセラピー検定(社団法人日本アロマ環境協会主催)に対応した演習授業も適宜行います。