Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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日本語表現論2(Japanese Expression 2) 山室 建徳
1年 後期 コミュニケーション選択 2単位
【地域・後】 13-1-0724

1.
授業目標
常識ある大人の日本人となるためには、日本語表現に欠かせない漢字の知識が必要です。このため漢検2級・準2級・3級の合格を目標とします。
また、自分の考えを論理的に他人に伝える能力は、今後どのような組織に属するにしても不可欠です。報告と討論を通して、その訓練をします。
前期の日本語表現論1に引き続き、これら社会人に不可欠な日本語表現能力のさらなる向上をめざします。
2.
授業概要
参加者は自分が関心のある論争的な問題を選び、報告の順番を決めます。
報告者は、事前に図書館やインターネットで調査して、自分の考えを整理し、報告要旨(レジュメ)をまとめます。
授業では、最初に漢検問題集を使って、漢字読み書きの小試験を行います。漢検何級をめざすかは、各自の希望によります。
その後、報告者が自分の課題について説明して、どんな理由からどう考えるかを論じます。
その後参加者全員で議論をして、報告者以外の学生は報告内容がどの程度説得的であったかを判定します。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
毎回あらかじめ決められた範囲の漢字問題を予習してください。
また、報告の準備をしなければなりません。そのために、新聞やテレビなどで、様々な問題への関心を深めておいてください。
4.
授業計画
【第 1 回】授業のやり方の説明と報告の順番決定
【第 2 回】漢字試験 1 報告のやり方の説明
【第 3 回】漢字試験 2 学生報告 1
【第 4 回】漢字試験 3 学生報告 2
【第 5 回】漢字試験 4 学生報告 3
【第 6 回】漢字試験 5 学生報告 4
【第 7 回】漢字試験 6 学生報告 5
【第 8 回】漢字試験 7 学生報告 6
【第 9 回】漢字試験 8 学生報告 7
【第10回】漢字試験 9 学生報告 8
【第11回】漢字試験 10 学生報告 9
【第12回】漢字試験 11 学生報告 10
【第13回】漢字試験 12 学生報告 11
【第14回】漢字試験 13 学生報告 12
【第15回】討論授業の良かった点、良くなかった点についての討論
5.
成績評価の方法、基準
漢字試験の合計点、報告内容、他の報告者への評価内容をあわせて成績評価を行います。
漢字の読み書きが出来、自分の意見をしっかりとまとめられるかどうかが規準になります。
6.
使用テキスト及び使用教材
『漢字学習ステップ』(2級・準2級・3級のどれか)
7.
その他
漢字の読み書きや他人の前で自分の意見を発表することは、不得意だから恥ずかしいから、やりたくないと考える学生が多いと思います。しかし、これから日本で一人前の社会人として生きていく上で、こうした技能を修得しておくことが必ず役立つでしょう。
自分の苦手意識を克服する絶好の機会ととらえて、積極的に参加することを希望しています。