Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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観光学Ⅰ(TourismⅠ) 溝尾 良隆
1年 前期 専門 地域経済系選択 2単位
【地域・前】 13-1-0792

1.
授業目標
本授業では、人間の根源的な、「人はなぜ旅をするか」を学ぶとともに、第3次産業である観光産業は他産業との連携が密接であることや、わざわざ消費者(観光客)が生産地(観光地)にくることから、地域に与える経済効果は大きい。一次産業や第二次産業も販売という三次産業を取り入れた6次産業化に脱皮する方向が顕著になっています。
 他の観光関連科目や、あるいは他の産業関連の授業を受講する際にも、観光学の基本をしっかりと学ぶことで理解度が進展します。各種のスポーツにみるように、すべてに基本があり、基本ができずに、応用は実践できません。本授業は観光に関するすべての授業に関連する基本であるから、しっかりと学んでほしい。
2.
授業概要
観光学の概論であるから、観光に関し、浅く広く学びつつ、観光学の重要性と観光学の基本をしっかりと学ぶ授業とします。
3.
準備学習(授業時間外の学習)
内容は多岐にわたるので、頭の中を整理するためにも、毎回の授業の復習をすることと、3回のまとめをするので、そのときにこれまでの学習をしっかりと復習すること。
4.
授業計画
【第1回】
 観光学の対象範囲ー観光と観光事業
【第2回】
 なぜ観光学を学ぶかー観光の意義と役割
【第3回】
 まとめ、人間にとっての観光ー観光史(1)-世界
【第4回】
 人間にとっての観光ー観光史(2)-日本a
【第5回】
 人間にとっての観光ー観光史(2)-日本b
【第6回】
 まとめ
【第7回】
 人間にとっての観光ーインバウンド観光ー世界の観光旅行と外国人の訪日観光
【第8回】
 人間にとっての観光ー日本人の海外旅行
【第9回】
 人間にとっての観光ー日本人の国内旅行
【第10回】
 人間にとっての観光ー日本の特徴ある旅行、新婚旅行と修学旅行
【第11回】
 まとめ 
【第12回】
 日本における観光政策ー旅行者、観光産業、観光地に対する規制と促進(1)
【第13回】
 日本における観光政策ー旅行者、観光産業、観光地に対する規制と促進(2)
【第14回】
 まとめ
【第15回】
 最終試験
5.
成績評価の方法、基準
試験は「持ち込み不可」の筆記試験です。評価は、3回のまとめが、10点x3=30点、最終試験が70点を満点とします。
6.
使用テキスト及び使用教材
前田勇『現代観光総論』を基本的なテキストとし、溝尾良隆『観光学 基本と実践』を参考文献とします。
授業では毎回、レジメを配布する。
7.
その他
授業中の態度の悪い学生(私語、携帯・スマートフォン類の使用、その他)は、退席してもらう。試験の減点対象とします。