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授業目標 |
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社会調査法I・IIで学んだ知識を実地で活かすための実習です。履修者それぞれが自分自身で調査を企画し実施することを通じて、質の高い社会調査をマネジメントする技術を磨きましょう。到達目標として意識するのは、営利企業でのマーケティング調査や、自治体・NPOなどでの市民意識調査です。将来そうした調査に関わりたい人や、自分でビジネスを起こしたい人、実証研究にチャレンジしたい人におすすめします。
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2. |
授業概要 |
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主役は履修者のみなさんです。調査テーマの設定、企画立案、調査対象者とのコミュニケーション、フィールドワーク、データ収集、データ分析、分析結果の解釈、報告書の作成、結果のプレゼンテーションまで、社会調査のすべてのプロセスを主体的に進めてもらいます。 毎回の授業では課題に取り組み、その成果を発表してもらいます。担当教員はスーパーバイザーとして関わり、充分な水準に達する調査となるよう支援・指導します。 1年間をかけてひとつの調査プロジェクトを完成させます。通年の授業すべてに休まず出席することが前提です。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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必要に応じて読書レポートなどの宿題を課します。フィールドワークをはじめとして正規の授業時間外に行う作業もあります。学期中はもちろん長期休暇中も含めて、授業時間外の活動も積極的に行うことを期待します。
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授業計画 |
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【第1回】ガイダンス 【第2回】社会調査方法論概説 【第3-5回】調査テーマの設定 【第6-9回】調査問題の設定と仮説構築 【第10-13回】質問文と調査票の作成 【第14-15回】調査票の配布と回収 【第16-19回】データ分析と仮説検証 【第20-21回】結果のまとめ 【第22-23回】プレゼンテーションの準備 【第24-25回】発表会 【第26-29回】報告書の作成 【第30回】まとめ
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成績評価の方法、基準 |
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調査プロジェクトの成果をもとに判断します。欠席回数が通年で5回を超えた場合は原則として単位取得を認めません。
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使用テキスト及び使用教材 |
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テキストは使用しませんが、各種刊行されている社会調査法のハンドブック類を手もとに置いておくことをお勧めします。推奨文献は授業中に紹介します。資料の配布などにLMSを利用します。
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7. |
その他 |
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社会調査法I・IIの単位を取得していない人は、必ず初回の授業までに申し出て下さい。実習に不可欠となる社会調査の基礎知識を持っているかどうかを確認するために、履修登録期間前に予備テストを受けてもらいます。コンピュータでの文書作成と表計算ができることも必要条件です。 第1回目の授業から出席してください。授業の進め方、推奨する学習方法、成績評価の方法と基準、受講にあたっての心得などを詳しく説明します。第2回目以降は履修者がその内容を理解していることを前提に授業を進めていきます。履修者数の多寡などに応じて授業の進め方や評価方法に変更を加える可能性があります。
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