| １． |
授業目標 |
|
地方自治制度論Ⅰにおいては、地方自治制度に関して、住民の立場を基本として、基本的な知識を習得することを目標とします。特に、住民が地方自治にどのように関わるのかという住民側の視点にも配慮して授業を進めます。
|
| ２． |
授業概要 |
|
地方自治制度に対する理解の仕方としては、行政側からの視点を基本とする方法と、住民側からの視点を基本とする方法とがあります。もとより、これらは程度の差であり、力点の置き方にすぎませんが、どのような観点に立ってアプローチを行うのかということは重要な問題です。
本講義においては、最初に住民側からの視点を出発点として、地方自治制度を取り上げます。その後、伝統的な行政側からの視点に基づいた地方自治制度の概要を説明する予定です。
|
| ３． |
準備学習（授業時間外の学習） |
|
教科書を読んでおいてください。
|
| ４． |
授業計画 |
|
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 地方自治とは何か
第 3 回 住民と住民組織
第 4 回 選挙と代表
第 5 回 参加と統制
第 6 回 住民運動と市民参加
第 7 回 コミュニティの自治
第 8 回 議会と執行機関
第 9 回 市区町村と都道府県
第10回 自治体と国
第11回 地方財政と予算管理
第12回 地方公務員制度と人事管理
第13回 組織・権限と機構管理
第14回 日本の地方自治制度の歴史
第15回 前期講義のまとめ
|
| ５． |
成績評価の方法、基準 |
|
定期試験によります。
|
| ６． |
使用テキスト及び使用教材 |
|
教科書
① 柴田直子・松井望 編著『地方自治論入門』（ミネルヴァ書房、2012年）
参考書
② 礒崎初仁ほか著『ホーンブック 地方自治(改訂版)』（北樹出版、2011年）
|
| ７． |
その他 |
|
教科書①は、住民側の視点に立った解説を試みていますので、本講義では基本的にこちらを使います。参考書②は、伝統的な行政側の視点に立った解説が主体となりますが、本講義でも必要な箇所を使う予定です。
|
