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授業目標 |
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ゼミの後期の授業はベンチャーの起業について学びます。アメリカでは優秀な学生は大企業へ就職せずベンチャー企業を立ち上げるとされます。第三次ベンチャーブームの影響もあり、多くの大学にベンチャー関連の授業が存在しますが具体的なモデルに基づくベンチャーの立ち上げから成功までのシュミレーションを行う大学はあまりありません。このゼミでは机上ですが、ベンチャーの立ち上げから、成功段階とされる上場までを実際にやってもらいます。ベンチャー企業の経営者になったつもりで授業に参加してください。
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2. |
授業概要 |
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最初にベンチャー企業とはどのような企業なのかといった基礎から学びますが、途中から机上ですがベンチャーを設立してもらいます。ベンチャー企業の特色は、従来無かったサービス、新製品、新しい製造方法などですから簡単ではありませんが、これに挑戦することでベンチャーの起業を体験的に学習することができます。また、これこそ大学のゼミに相応しい授業なのです。難しいですが、見事に成功して学生時代にベンチャー経営者として成功した先輩もいます。本気になって勉強する価値のある授業です。
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準備学習(授業時間外の学習) |
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米国ではベンチャーの起業が盛んですが、日本では成功する確率が低いのが現状です。この授業ではベンチャー企業の設立、成功について学ぶことを目的としていますのでベンチャー企業の成功者とされる京セラの稲盛名誉会長、浜松の小さなオートバイ店を世界のホンダに育てた本田宗一郎、小さな自転車店の店員から世界的な大企業「パナソニック」を設立した松下幸之助の自叙伝などを読むようにしてください。
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授業計画 |
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①ベンチャー企業とは何か ②ベンチャーブームの背景 ③日本でベンチャーが成功しないのは何故か ④ベンチャー企業設立のための企画書 ⑤資金調達の方法 ⑥シーズ期ベンチャーの注意点 ⑥急成長期のベンチャーの特色 ⑦急生長期の注意点 ⑧上場の準備 ⑨上場に関する問題 ⑩M&Aと企業倒産に備える ⑪グループディスカッション1 ⑫グループディスカッション2 ⑬グループディスカッション3 ⑭グループ、個人による発表1 ⑮グループ、個人による発表2
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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ゼミですので試験はありません。成績は、つくりあげた企業、グループ、個人の発表、グループディスカッションなどの評価を総合的に判断して決めます。発表やディスカッションが極めて大きなポイントになりますので積極的に発言するよう心がけてくたざい。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書は使用しません。授業中に配布したプリントを中心に授業を進めます。私が上梓した本もありますので興味のある学生は申し出てください。
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7. |
その他 |
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ゼミは、大学生活の集大成ともいえる大切な授業です。社会に出て必ず「ゼミで何をやった」と聞かれます。就職活動でも同じです。しっかり勉強するよう心がけてください。
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