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授業の内容(Course Description) |
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我々の暮らしはIT化、グローバル化、少子高齢化のなかで大きな変貌をとげている。 暮らしの経済学Ⅰでは、こうした暮らしに係る経済問題を消費者の視点を軸に系統的にとりあげる。学生も消費者であり経済活動の主体の一翼を担っている。適切な暮らし、商品・サービス選択が可能となるよう消費経済、消費者問題の現状と課題、対応策などについて広く学ぶ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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消費者問題を自分のことと考え、適切な商品選択ができるとともに、もし消費者被害に遭っても対応できる能力を養う。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験70%、出席状況30%の割合で総合評価を行う予定。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『ハンドブック消費者 2010』内閣府(2010年) 『悪質商法を撃退する』川本 敏 岩波書店(2003年) 『くらしの豆知識 2013』国民生活センター(2012年) 『国民生活白書』平成20年 内閣府国民生活局 『消費者問題入門(第3版)』吉田 良子 ほか、建吊社(2006年) 必要に応じてプリントを配布する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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復習をよくするとともに、次回の講義テーマについて、テキスト・参考書等を読み準備すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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暮らしの経済はそれぞれ各人の生活そのものである。適切な商品・サービス選択ができるようになるとともに、悪質商法や製品事故等による被害にあわないよう実践的な対応策や今後の政策のあり方等を示していく。積極的に参加して欲しい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 市場経済と消費者の選択、消費者問題の現状 【第2回】 消費政策・行政の体系 【第3回】 消費者契約法など民事対応 【第4回】 特定商取引法など行政対応 【第5回】 若者の消費者被害 【第6回】 金融商品関連被害の防止 【第7回】 適正な表示・広告 【第8回】 多重債務の防止、消費者信用の課題 【第9回】 製品危害の防止 【第10回】 環境保全と消費生活 【第11回】 IT化と消費トラブル 【第12回】 企業の消費者対応 【第13回】 消費者被害の救済 【第14回】 自由貿易・自由貿易協定と消費者利益 【第15回】 まとめ
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