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授業の内容(Course Description) |
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今日の世界で観光は経済・経営活動において非常に重要な役割を占めています。この講義では、観光がどのようにして生まれ、これまで発展してきたか、またその過程でどのような条件(産業、制度・機関、政策など)がこの発展を支えてきたかについて勉強します。講義は主にヨーロッパを中心に講義しますが、それはヨーロッパが近代観光の発祥の地であったためです。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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近代観光業の成立、大衆観光時代の到来とその発展を生み出した諸条件に重点を置いて講義することによって、観光の発展の歴史を捉え、それを支えた文化的、社会的、経済的、産業的、経営的諸条件について理解を深めることが目標です。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席点と定期試験の結果によって評価します。割合は出席点30%、定期試験70%です。なお、出席点の中には予習・復習の課題への取り組みの評価を含む。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『グランドツアー』(本城靖久、中公新書);『レジャーの社会経済史』(荒井政治、東洋経済新報社); 『観光のまなざし』(ジョン・アーリ/加太訳、法政大学出版会);『観光のラビリンス』(マルク・ボワイエ/成沢訳、法政大学出版会)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義で配布するプリントを良く復習・予習して講義に臨むこと。毎回の講義冒頭、復習・予習に関わる質問をする。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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観光史は、産業史と密接な関係を持っているので、「経済史」や「経営史」の授業も履修してほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 観光とは何か 【第2回】 16-18世紀の「観光革命」I 【第3回】 16-18世紀の「観光革命」II 【第4回】 近代観光の誕生と発展I 【第5回】 近代観光の誕生と発展II 【第6回】 近代観光の誕生と発展III 【第7回】 大衆観光の到来とその要因I 【第8回】 大衆観光の到来とその要因II 【第9回】 大衆観光の発展I 【第10回】 大衆観光の発展II 【第11回】 産業史としての観光 【第12回】 観光政策の歴史 【第13回】 新しい観光活動 【第14回】 今日の観光の課題 【第15回】 まとめと試験
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