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授業の内容(Course Description) |
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世界経済のグローバル化が進んでいる。アジア経済は、日本経済が低迷する中、中国経済とインド経済の躍進と調整、それに続くASEAN諸国の躍進によって依然として高成長地域として注目されている。 講義では、世界経済の中のアジア経済の位置づけと実質的な統合(Defacto Integration)が進むアジア経済の実態を、理解することを目的とする。 主たる講義内容は、①世界経済におけるアジア経済の位置づけ、②アジア諸国間の有機的経済関係の把握である。講義にあたっては、統計数値と映像などを重視したアプローチを使用し、具体的なイメージがわくように工夫したい。 また、毎回の講義の最初にアジア経済の最新ニュースを取り上げ、簡単に解説します。 なお受講生の皆さんが持つ基礎知識と研究テーマに関する興味を踏まえて、最適な学習ができるよう講義内容は変更されることがあります。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①新聞や経済雑誌に記載されるアジア諸国経済に関する記事の持つ意味が理解できるようになること。 ②日本からの視点のみではなく、アジア各国からの視点でアジア経済の事象を少しでも理解できること。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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中間試験:30% 期末レポート:70%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書は授業開始後、決定。 参考文献としてWebからダウンロードできる経済産業省『通商白書』、内閣府『世界経済の潮流』の一部を使用予定。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎週、講義の最初にアジア経済の最新ニュースについて簡単に触れ、皆さんの意見を聞くので新聞・テレビ・ウェブなどのメディアにおけるアジア経済に関するニースを極力見るようにして下さい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義への積極的参加、すなわち質問・コメントを歓迎します。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 講義の概要説明 【第2回】 世界経済の中のアジア経済 【第3回】 世界経済の課題、アジア経済の課題 【第4回】 アジア経済の歴史的発展 【第5回】 アジア経済を覆う世界貿易システム(1):WTOほか 【第6回】 アジア経済を覆う国際金融システム(2):IMFほか 【第7回】 アジア経済を覆う国際開発協力システム(3):IBRDほか 【第8回】 まとめと中間テスト 【第9回】 アジアの地域経済協力:アセアン自由貿易地域(AFTA) 【第10回】 アジアの地域経済協力:RCEP、TPP等 【第11回】 アジア経済の実質的な統合:貿易 【第12回】 アジア経済の実質的な統合:外国直接投資 【第13回】 アジア諸国の貧困と格差 【第14回】 日本経済とアジア 【第15回】 まとめ
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