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授業の内容(Course Description) |
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この講座は、経済学部に入学したばかりの1年生を主たる対象とする講義であることから、経済学の重要な科目の一つである財政学の入門編として講義を進める(財政学の本編の講義は3年生の講座に位置付けられている「財政政策論」で行う)。 財政は、国や地方自治体(都道府県・市町村)などの公の経済であり、税金を主たる収入源として、警察・消防・教育などの公共サービスの提供や、道路・公園・上下水道などの公共インフラの整備が行われている。現在の日本の財政規模は、国民所得の4割弱を占めている状況にある。 この講座は、財政学の視点からこうした日本の財政について考察する前編の講義である。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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財政学の基礎的知識の習得 日本の財政の現状の理解
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成績評価方法(Grading Policy) |
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基本的に定期試験の成績で評価
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:神野直彦『財政のしくみがわかる本』岩波書店、2007年6月(780円+税) 参考文献:神野直彦『財政学〔改訂版〕』有斐閣、2007年4月(3,200円+税)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回の該当部分のテキストによる予習
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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秋学期の講座である「財政学Ⅱ」との連続履修を希望する。 財政学に関心があり、授業を集中して受講する学生を希望する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 基礎学習①~国家と公共の歴史的変遷① 【第3回】 基礎学習②~国家と公共の歴史的変遷② 【第4回】 財政学総論① 【第5回】 財政学総論② 【第6回】 予算論① 【第7回】 予算論② 【第8回】 予算論③ 【第9回】 予算論④ 【第10回】 租税論① 【第11回】 租税論② 【第12回】 租税論③ 【第13回】 租税論④ 【第14回】 租税論⑤ 【第15回】 総括
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