1. |
授業の内容(Course Description) |
|
興行およびその付帯ビジネスでもある放映(放送)権ビジネスを除くと、スポーツビジネスの収益源は、ライセンスビジネス(マーチャンダイジング・ライトとスポンサーシップ・ライト)にあります。 本講義では、日米のライセンス契約のモデル(見本)を通して、日文契約および英文契約の構成を学び、スポーツビジネスの実務を、ひいては契約実務を知ることを目指します。 使用する契約書のモデルは、可能な範囲で、NBAやMLBなど講師が実際に交渉を手がけた相手方との契約例から引用し、契約交渉におけるエピソードを紹介するつもりです。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
契約と知的財産権がビジネスにおいていかに重要であるか、そしてどのような機能を果たしているのかを理解する。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
定期試験における成績を基本とします(50%)。これに出席点(50%)を加えて全体の評価を決定します。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
教 科 書:毎回、パワーポイントで作成したスライドを使用。同データを「授業のホームページ」でレジュメとして提供する。 参考文献 ①『英文契約書の書き方』山本孝夫 著 (日経文庫 日本経済新聞社) ②『英文契約書の読み方』山本孝夫 著 (日経文庫 日本経済新聞社) ③『プロスポーツ経営の実務』 大坪正則 編著(創文企画)
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
・参考文献は是非読んでください。 ・「授業のホームページ」にはレジュメの外に参考資料も添付していくので、これらにも目を通してください。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
ライセンス契約の実務に触れられる機会としてとらえ、英文契約の基本にある英米法の考え方を知ると共に、英語に対する新たな挑戦・好奇心をかき立てて欲しい。 なお、本講義は、春期の「スポーツ法学総論Ⅰ」と相互に補完する関係にありますが、双方を履修することが必要というわけではありません。Ⅰ、Ⅱそれぞれで完結した内容とします。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 スポーツビジネスとは 【第3回】 商標ライセンス契約(日本語) 【第4回】 商品化権許諾契約(日本語) 【第5回】 英文契約(一般論) 【第6回】 英文ライセンス契約 【第7回】 米国プロスポーツのライセンス契約(NBA)1 【第8回】 米国プロスポーツのライセンス契約(NBA)2 【第9回】 米国プロスポーツのライセンス契約(MLB) 【第10回】 ゲーム(試合)の招聘 【第11回】 テレビ放送(放映)権 【第12回】 選手の労働闘争 【第13回】 まとめ1 【第14回】 まとめ2 【第15回】 試験
|