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授業の内容(Course Description) |
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学校教育の目的は、いつの時代でも二つあります。幅広い一般教養を身に付けるとともに、社会的訓練を受け、社会人になる基礎をつくること。もうひとつは、社会に出て早く戦力になるための実務能力を身に付けることだと思います。 日本の学校教育は古代から盛んでした。江戸時代でも藩校、寺子屋、私塾で多くの人が何らかの学校教育を受けていました。それだけの社会的、経済的要請があったからです。学校教育の内容はその時の社会・経済の要請にもとづいていますので、時代によっても国によってもその内容は違います。 日本だけでなく、米・欧・アジアの教育の歴史を学びながら、その国その時代のニーズとそれに対応する教育諸制度を概観し、日本の現代の社会の要請を知ることがまず必要と考えます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ビジネス社会である現在の社会的、経済的要請を把握し、学生として今なすべきことを自覚させる授業にしたいと思います。本授業は、ビジネス分野に進む教育学部の方々を対象に、社会で少しでも早く戦力になるための基本を身につけることを目標にしています。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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配点:出席 1回4点×15回=60点 テスト 20点 レポート 20点
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考図書:『日本教育史』石川松太郎著(玉川大学出版部) 『大学と社会』安原義仁、大塚 豊、羽田貴史著(放送大学教育振興会) 『江戸の教育力』高橋 敏著(ちくま新書) 『大学の教育力』金子元久著(ちくま新書) 『文明としての教育』山崎正和著(新潮新書) 『日本の大学制度』草原克豪著(弘文堂) 『大学破綻』諸星 裕(角川書店) 『大学とは何か』吉見俊哉(岩波新書)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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経済新聞を読むこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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前の席に座ること。後ろの席に座ろうとする気持ちが、自分の挑戦心を奪うことになります。場合によっては着席場所を指示することがあります。授業中は帽子・携帯・食事・私語厳禁。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 レクチャー 授業の目的・進め方 「岩﨑自身の学生生活とビジネス人生」 【第2回】 レクチャー 奈良時代以前~江戸時代以前の教育 【第3回】 レクチャー 江戸時代の教育 【第4回】 レクチャー 明治~戦前の教育 【第5回】 レクチャー 戦後の大学教育 【第6回】 レクチャー ヨーロッパの大学教育・米国の大学教育. 【第7回】 レクチャー アジアの高等教育+テスト 【第8回】 ゲストスピーカー①加藤慎一郎(UTエイム株式会社代表取締役社長)△ 【第9回】 ゲストスピーカー②山名昌衛(コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社代表取締役社長)△ 【第10回】 ゲストスピーカー③石岡 仁(株式会社クオリカパーソネルアーチ専務取締役オーナー) 【第11回】 ゲストスピーカー④今里栄作(三菱UFJ証券ホールディングス株式会社専務執行役員法人本部長)△ 【第12回】 ゲストスピーカー⑤布施徹朗(株式会社JVCケンウッド業務執行役員知財統括部長)△ *ゲストスピーカーには1時間15分お話をいただき、その後15分の意見交換を講師、岩﨑、学生で行う。 *ゲストスピーカーのスピーチの内容 1.現在のビジネス社会の新入社員に対する要請 2.大学で学んだ何が現在の自分を作るのに役立ったのか 3.あれを勉強しておけば良かったのにという反省 *ゲストスピーカーは変更することがあります 【第13回】 レクチャー「自分という人材をさらに活かすために」 【第14回】 レクチャー「すべての基本は整理・整頓」 【第15回】 レクチャー「岩﨑自身の学生生活の反省を踏まえ現役の学生にアドバイスすること」 レポート「残りの学生生活を将来のためにいかに過ごすか」
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