Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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刑法総論 I 堀田 晶子
必修  2単位
【法律】 13-1-1210-3290-06

1. 授業の内容(Course Description)
 刑法は、何が犯罪で、それに対する刑罰は何かを定めた法です。犯罪と刑罰の内容があらかじめ決まっているおかげで、私たちは理由もなく不意に処罰されることはありません。法は、人を縛りつけると思われがちですが、むしろ私たちの安心と自由な暮らしを支えてくれる大切なパートナーでもあります。この授業では、身近な事例を通じて、犯罪と刑罰に関する「刑法」に親しんでゆきましょう。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 一年間を通じて、刑法総論の骨組み、特に「およそ犯罪とはどのような場合に成立するか」という犯罪論の体系を理解すること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 試験によって評価しますが、救済措置として、出席状況も若干考慮します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 おすすめの基本書や参考書等については、第1回目の授業で紹介します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業で扱ったテーマについて、レジュメやノートを読み返しながら、復習してください。疑問点があれば、基本書や参考書等で確認してください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業をよく聞いて、その都度レジュメに書き込むか、ノートを取るようにしてください。書いて理解することが大切です。聞き取れなかったり、わからなかったりしたときは、遠慮なく質問してください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 刑法の意義と機能
【第3回】
 刑法の基本原則 
【第4回】
 刑法の効力 
【第5回】
 犯罪論の基本構造 
【第6回】
 構成要件と違法性
【第7回】
 実行行為と結果
【第8回】
 結果と因果関係
【第9回】
 不作為犯
【第10回】
 未遂犯
【第11回】
 責任主義と故意
【第12回】
 事実の錯誤と違法性の錯誤
【第13回】
 抽象的事実の錯誤
【第14回】
 過失犯Ⅰ
【第15回】
 過失犯Ⅱ