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授業の内容(Course Description) |
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近世から現代までの日本の家族史通史です。春期に学んだ古代から中世の家族・結婚の変化が、その後どのように展開するのか、現在の家族の状況までを歴史的にたどります。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①国家の政策と家族とが密接に関わることを理解する。 ②現在および将来の自分自身の家族について、柔軟な考え方を身につける。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末定期試験は行わない。授業期間中にまとめの小テストを2回実施(論述式)。小テスト(各30%)・出席(20%)・私見カード(20%)を総合評価。出席9回以下は不可。5回以上出席し、小テストを1回以上受けた4年生には、ミニレポートによる出席不足補充を認めます。小テストは自筆ノートのみ持参。毎回出席することが、自ずと高い成績評価につながります。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:なし 参考文献:『日本家族史論集』全13巻(リンク先は第1巻)、吉川弘文館、2002~3年。比較家族史学会編『シリーズ比較家族』Ⅰ~Ⅲ期、早稲田大学出版会。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、次回のための簡単な予習課題を出します。提出は希望者のみ(成績に反映)ですが、予習をすることで授業の理解は格段に深まります。積極的にとりくんでください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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日本の家族史ですが、分野を問わず、現代の家族と社会に関心のある学生の受講を歓迎します。授業中の私語厳禁。私語のある間は授業を行いません。 毎回、終了15分前に「私見」カードを配付し、その日の授業内容に関わる課題を出すので、自分自身の意見を書いて提出。「私見」カード記入を通じて、授業に受け身でなく取り組む勉学姿勢を養ってください。次回に重要な「私見」を数点、紹介します。 原則として板書はしません。プリントを板書と考え、講義とプリントの要点をノートしてください。授業中に、ノート整理のための時間を適宜とります。プリントは小テスト時の持ち込み不可(ノートに貼付しない)。 1学期間の授業にはつながりがあり、前回までの授業内容を理解していることが次回の授業を受ける前提となります。また毎回の授業にも、授業のポイント説明~本論~まとめという流れがあり、遅刻するとその日の授業の流れが理解できません。遅刻・欠席をしないことが、着実な勉学の第一歩です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス。授業のすすめ方。成績評価について。春期のまとめ。論述式答案の書き方。 【第2回】 近世の家族の特色。 以下の予定はあくまでも一応の目安ですので、実際の授業回数および進みぐあいに応じて、随時、変更・入れ替えがあります。 【第3回】~【第6回】 以下、4回にわたって日本の近世の家族をとりあげます。 【第7回】 前半のまとめと小テスト(前回授業の範囲まで)。ただし、ここまでの授業の展開に応じて、前後の回に変更しますので、注意してください。論述式。自筆ノートのみ参照可。プリント貼付不可。 【第8回】 小テストの解答例配布・解説。近現代の家族の特色。答案返却→自己点検→再提出。 【第9回】~【第13回】 以下、5回にわたって近現代の家族をとりあげます。 【第14回】 後半のまとめと小テスト。 【第15回】 小テストの解答例配布・解説。答案返却→自己点検→再提出。2回の小テストは、再提出をしないと未受験扱いとなるので注意。家族の歩みを振り返って。4年生への出席補充レポート課題提示。
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