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授業の内容(Course Description) |
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英国のマーガレット・サッチャーは、1978年夏、政治キャンペーン史上に残る−Labour Is Not Working−のスローガンで大勝利、1979年5月首相の座を射止めた。広報キャンペーン(コピー)が、政治、経済そして社会を変えた成功事例のひとつとして語られている。最近ではオバマ大統領の「Change」広報キャンペーンが米国社会に変化をもたらした。 広報は、時代とともにその役割が変化する。現代の広報は従来のパブリシティーの概念を超え、広くパブリックリレーションズ(PR)あるいは、コーポレート・コミュニケーションを包含する。ここ数年、企業の不祥事が続発し、そのリスクマネジメントと企業の社会的責任が問われ、改めて広報の重要性が増大している。講義は、広報論 I −基礎編、広報論II−応用編とポジショニングし、現代的課題を把握する。なお、本講座はPRプランナー資格取得受験必須課目。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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講義を通しパブリック・リレーションの内容を理解し、習得する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験(80%)、授業参加(20%)により総合的に評価する。テキスト、ノートの持込可。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『戦略広報』電通パブリックリレーションズ 編(電通)、講義時配布資料
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・指定した教科書を事前に読んでおくこと。 ・授業終了後随時課題についてのレポートを作成すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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PR、広告、宣伝、コミュニケーションに興味のある学生の受講が望ましい。 当該学期成績評価一定レベルに達しない学生は、後期履修制限をすることがある。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業計画、方法のイントロダクション 【第2回】 広報、PRの定義 【第3回】 広報の役割と機能 【第4回】 広報の歴史的展開 【第5回】 広報におけるコンプライアンス 【第6回】 企業活動と広報 【第7回】 企業の広報組織 【第8回】 自治体広報 【第9回】 政治と広報 【第10回】 メディアの広報における役割 【第11回】 報道分析 【第12回】 広報戦略の立案方法 【第13回】 広報戦略の評価方法 【第14回】 ケース・スタディーの把握 【第15回】 まとめと期末テスト
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