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授業の内容(Course Description) |
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本講義は、日本社会を外国の社会と「比較」しながら、日本社会の特徴はいかなる点にあるかについて、入門的な指導をおこなう。 日本社会で生まれ育った者の多くは、現代の教育システム(戦後教育ともいう)を「当たり前」と考えている。しかしながら、外国の教育を調べてみると、日本の教育とかなり異なることが理解できる。 誰もが経験している教育を題材にしながら、比較社会学の初歩的な指導をおこなう。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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自分の受けてきた教育、日本の教育は自明のものではない、という自己相対化の視点を獲得する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席点(30%) 試験またはレポート(70%) 必要に応じてリアクション・ペーパーを使う。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:テキストは使用しない。 参考文献:竹内洋『パブリック・スクール』講談社現代新書 1993 天野郁夫『教育と選抜の社会史』ちくま学芸文庫 2006
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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リーディング・アサインメントが与えられる。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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身近な「教育」という切り口から社会を考察するので、受講生各自のこれまでの教育体験を思い浮かべて講義に臨んでほしい。 授業中に配布したプリントをファイルしておくこと。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 教育の社会学的な見方 【第3回】 教育と選抜(1):理論的考察 【第4回】 教育と選抜(2):歴史的考察 【第5回】 比較とは何か 【第6回】 逆欠如という観点 【第7回】 イギリスの「東京大学」 【第8回】 アメリカの「東京大学」 【第9回】 イギリスの教育(1):パブリック・スクール 【第10回】 イギリスの教育(2):教育改革 【第11回】 フランスの教育(1):グランド・ゼコール 【第12回】 フランスの教育(2):哲学の教育 【第13回】 比較から見た日本の教育(1) 【第14回】 比較から見た日本の教育(2) 【第15回】 まとめと試験
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