1. |
授業の内容(Course Description) |
|
翻訳とは何か、ということを学生諸君と一緒に考えてゆく授業です。 皆さんは、「翻訳って、英文和訳または和文英訳を本一冊分長々と続けること」だと思っていませんか。 それだけでもかなり大変そうですが、実は「そうは問屋が卸さない」のです。 たとえば、この「そうは問屋が卸さない」という表現は、何と訳したらいいのでしょうか。 直訳では、ぜんぜん通じませんね。この授業では、このようにさまざまな種類の文を具体的に取り扱いながら、翻訳にはどのような問題があるのか、どうすればいいのか、翻訳するということは、いったいどういうことなのかを考えてゆきます。 さらに、翻訳家になるためにはどうすればいいのか、どのような種類の仕事があるのか、といった話も随時交えて話します。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
基本的な英文の翻訳法を習得する。 翻訳とは何かを理解する。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
平常点40%、試験60%。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
五十嵐昭人『入門翻訳の基礎:訳し方と練習』南雲堂フェニックス、1998年。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
1.その週に扱う教科書の例文、訳文をノートに書き写す。 2.その課の練習問題1、2の問題文を書き写し、自分の訳を書く。 ノートはこの講義専用の大学ノートを準備し、講義日程に指定した期日に提出できるようにしておくこと。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
授業中に文章を書いたり、発表をしたりと、学生の積極的な参加を期待します。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 Introduction、翻訳家の仕事について 【第2回】 映画字幕の翻訳―英和 【第3回】 映画字幕の翻訳―和英 【第4回】 児童書の翻訳―英和 【第5回】 児童書の翻訳―和英 【第6回】 ノンフィクションの翻訳―英和 【第7回】 ノンフィクションの翻訳―和英 【第8回】 SFの翻訳―英和 【第9回】 SFの翻訳―和英 【第10回】 現代文学の翻訳―英和 【第11回】 現代文学の翻訳―和英 【第12回】 古典の翻訳―英和 【第13回】 古典の翻訳―和英 【第14回】 翻訳について 【第15回】 まとめ 講義日程は、学生の進度などを考慮しつつ、適宜変更します。
|