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授業の内容(Course Description) |
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後期の授業では、新大陸発見、南北戦争、激動の1960年代、そして現在至るまでの歴史を背景に、アメリカ合衆国の社会と文化の特徴について学習する。この授業の中で特に注目したいのは民族、人種と文化の多様性である。ずっと昔からアメリカ大陸で生活していたNative Americanを始め、奴隷としてアメリカから強制的に連れてこられたアフリカ系アメリカ人、また19世紀半ばからヨーロッパ各地からアメリカに渡った移民、アジアからの移民と近年急増するヒスパニック系移民などがアメリカ合衆国に様々な文化と生活習慣を持ってきた。後期の授業の中で、主に多様な民族の形成と変容について学習する。 また、授業内容に合わせて、映画や文学の名作を取り上げ、その時代性を分析し、現代アメリカの社会文化との繋がりを考える。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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1.様々な角度から多元的なアメリカ民族と文化を理解する。 2.授業中に英語の資料と映像も豊富に取り上げ、英語の理解力と読解力の向上を目指す。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席・課題の提出・小テスト・期末テストによる総合評価。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト・参考文献については開講時に提示する。 授業内容に合わせて、プリントも随時用意し、配布する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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1.授業で扱う英語資料を予習する上で授業に臨むこと。 2.授業の中で紹介される様々な音声、映像資料を鑑賞し、和文の感想文を書いてもらう予定。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1.アメリカだけではなく、幅広く世界の歴史、社会と文化に興味を持ってもらいたい。 2.授業中の私語、携帯電話などは禁止とする。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 Introduction 【第2回】~【第5回】 北米先住民の文化、強制同化移住政策と1960年代の権利回復運動 【第6回】~【第9回】 アメリカ黒人の文化史:奴隷制度、南北戦争と1960年代の公民権運動 【第10回】~【第12回】 19世紀後半資本主義の発展、新移民の到来を移民規制 【第13回】・【第14回】 アメリカにおけるヒスパニック系移民の変化 【第15回】 まとめと期末試験
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