1. |
授業の内容(Course Description) |
|
この授業ではドイツ語の「初級文法」を取り上げます。学生諸君の大多数はすでに長期間、外国語として英語を学んでいるわけですが、大学生としてはぜひその他の外国語を新たに短期間で勉強して、将来、具体的に何語を必要とされるかも知れない現代社会で何語であれ、1年位かければ、なんとかなるという実感をもってもらうのがこの授業の目的と言えます。 ドイツ語は、さほど意識されないかもしれませんが、日本の文化(法制度、経済政治思想、音楽、スポーツなど)極めて広く深く影響を及ぼしています。ドイツ語を学ぶことは、その意味でも日本を知ることにも直結しています。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
異文化の異文化たる由縁は異言語(外国語)のいわゆる初級文法に集約されています。その意味では、初級文法の最初の数課がもっとも難しいとも言えます。そういう初級文法の最初の一歩、あるいは数歩を歩いてみて、なんとなく、面白いと思えたら目標は到達したと言えるかも知れませんが、もう少し欲ばります。 ことばは無限に難しいのですが、「簡単な日常会話」をこなせることを目標とします。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
平素の受講態度を重視します。出席が大事なのは言うまでもありませんが、出ていれば良いというものではありません。「睡眠学習」も効き目はありません。受講態度の良い学生、悪い学生の名前は自然と覚えるもので、その他は最終テストを重視します。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
『Begegnen und Verstehen(日独交流400年)』 杉谷恭一・舘石広明著 白水社 2,200円
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
異言語はどうしても頭に入りにくいから異言語なのです。この意味では、不思議で分かりにくいことを何度も反芻することでようやく馴染むものです。一番良いのは、一度やったことを改めて見てみることです。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
授業中であれ、授業外であれ、ドイツ語の勉強を他の人と一緒にやることを進めます。相談しながら他の人と一緒に協力できることは、言語生活にとって必須の能力です。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
全部で16課に分かれた教科書をその順番通りに進む。春学期でおよそ半分、7課の分離動詞まで進めば、ドイツ語特有の人称変化、格変化など、基礎的な部分は終えたことになる。この部分を曖昧にしてしまうと、秋学期の新しい文法項目を受け入れる素地がまったくないままになってしまうので要注意。
|