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授業の内容(Course Description) |
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17世紀から20世紀初頭にかけての西洋世界の歴史的展開を概観します。イギリス史を中心にして解説を進めます。 人類が「世界の一体化」と「近現代の政治および経済制度の形成」を経験してきた歴史的経緯を考察することを目標にして西洋世界の歴史を学びます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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●授業で取り扱う時代・地域の歴史について、大学入試センター試験レベルの問題に解答できるようになる。 ●授業で取り扱うヨーロッパ史上の諸問題について:①概説書や参考文献をつかって調べることができる ②調べた内容をもとに、それら歴史的事象の概要、経緯・背景、影響についてまとめ、簡潔に解説できるようになる ③それら歴史的事象にかかわって大学入試レベルの世界史問題を作成できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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小テスト・報告・課題提出・授業参加状況(60%程度)と定期試験成績(40%程度)をもって評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは『最新世界史図説 タペストリー』(帝国書院、定価900円)です。なお最新版を入手してもらいますので、授業開始後の指示があるまで購入しないようにしてください(既に持っている受講者に新版を入手することは求めません)。 参考文献は適宜、授業中に紹介しますが、主要参考文献として、福井憲彦『興亡の世界史13 近代ヨーロッパの覇権』(講談社、2008年)、小山哲ほか編著『大学で学ぶ西洋史[近現代]』(ミネルヴァ書房、2011年)、秋田茂・木畑洋一編著『近代イギリスの歴史』(ミネルヴァ書房、2011年)、上杉忍・山根徹也編『歴史から今を知る 大学生のための世界史講義』(山川出版社、2010年)を挙げておきます。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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「授業の到達目標」に沿って、課題報告や問題作成に取り組んでもらいます。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1)高校世界史の学習内容が十分に理解できていない受講者は、自発的に不足を補う心構えを持ってください。 (2)他の受講者の学習を妨げるような行為については厳しく対応します。 (3)春期と秋期、できるかぎり通年で授業に参加してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の進め方/歴史をみること 【第2回】 近代世界システムの形成 【第3回】 近代国家の出現・主権国家体制 【第4回】 産業革命(1) 【第5回】 産業革命(2) 【第6回】 アメリカ独立革命 【第7回】 フランス革命 【第8回】 「世界の一体化」(1)――「パクスブリタニカ」 【第9回】 「世界の一体化」(2)――アジア・日本とヨーロッパ 【第10回】 帝国主義とナショナリズム(1) 【第11回】 帝国主義とナショナリズム(2) 【第12回】 第一次世界大戦(1) 【第13回】 第一次世界大戦(2) 【第14回】 世界大戦の帰結とヨーロッパ世界 【第15回】 まとめ
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