Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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図書館情報資源概論 飯澤 文夫
図書  2単位
【図書】 13-1-1501-3182-08

1. 授業の内容(Course Description)
 図書館資料全般の特質やさまざまな主題分野の多様な資料・情報について、その出版と流通、選択、選書ツール、保存管理について解説する。新しいメディアの特質やその利用等についても触れる。
 1)情報と資料、資料の類型とその特質(資料の歴史、一次・二次資料についても触れる)
 2)資料の出版と流通
 3)蔵書構築の方針・評価(資料選択の基準を含む)
 4)選書ツールの利用法
 5)資料の受入・除籍・保存・管理(紙の劣化防止、共同保管等を含む)
 6)印刷メディア及び非図書メディアの収集、整理、利用等及び留意点
 7)多様な利用者に対する多様な図書館サービスの提供など
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 1)図書館が扱う資料は、図書や雑誌などの活字媒体だけでなく、デジタル情報資源をも含む多様な媒体のものであることの理解。
 2)利用者の多様な情報ニーズを理解し、その対応策について、考えること
 3)資料・情報の収集、組織化、保存、活用法などについて総合的に理解すること
 4)出版・流通に関する現況を知り、図書館の選書方針や基準に基づく資料選定
 5)ある主題の資料を選択する際に用いる選書ツールを知り、適切な資料を選択すること
 6)利用者の情報ニーズを理解し、情報・資料の提供について、さまざまな方法があることの理解
 7)利用者の新たな情報ニーズに適応するサービスを創出すること
 8)グループワークを通してコミュニケーション能力を高めること
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席とショートコメント(30%)、グループワークと小レポート(40%)、最終レポート(30%)により総合的に評価する。
 いかなる理由であっても5回以上の欠席、期日までにレポートの未提出、および、グループワークに主体的かつ積極的に参加していないと認められた場合は最終評価の対象から除外する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 プリントを適宜配布する。
 参考書:安井一徳著『図書館は本をどう選ぶか』勁草書房、2006 (図書館の現場5)
 必読の参考文献、URLはその都度指示する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・MELICをはじめ、多くの大学図書館、公共図書館のホームページをチェックしておくこと。
 ・書店、オンライン書店、出版社のホームページをチェックしておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1)1回目の授業では、授業の進め方、グループ・ワークの編成法、評価方法などについて説明するので必ず出席すること。
 2)グループ・ワークには欠席せず、積極的な参加をすること。
 3)出席申告に不正のあった場合、課題レポートを提出しない場合、グループ・ワークへの参加に消極的な場合は、セメスターの途中であっても履修を認めないので注意すること。
 4)この科目への履修登録は、インターネットの活用ができること、WORDで文書作成ができること、PCメールでファイルを添付して送信することができること、を最低条件とする。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の方法など
【第2回】
 図書館資料とは
 情報媒体の歴史的変遷など
【第3回】
 蔵書構成(コレクション・ビルディング)の理論
【第4回】
 さまざまな主題分野の資料・情報とニーズ(1)
【第5回】
 さまざまな主題分野の資料・情報とニーズ(2)
【第6回】
 さまざまな主題分野の資料・情報とニーズ(3)
【第7回】
 出版流通情報と出版流通機構
【第8回】
 資料の選択と収集(1)
【第9回】
 資料の選択と収集(2)
【第10回】
 資料の選択と収集(3)
【第11回】
 資料管理と保存
【第12回】
 分担収集と分担保存
【第13回】
 資料のデジタル化と機関リポジトリー
【第14回】
 博物館・図書館・文書館の連携
【第15回】
 まとめ
 学習成果の自己評価、授業評価など
 *授業計画は学習進捗状況により変更することがある。