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授業の内容(Course Description) |
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以下について、理解・把握に努める 日本のプロ野球(NPB)のビジネス形態 日米(NPBとMLB)のビジネス手法の相違 日米の選手会の違い 巨人一極集中やパリーグ球団の経営改革 NPBの諸制度を分析 日米のドラフト制度の相違 ポスティング制度 日米のフリーエージェント制度の相違
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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以下を理解すること ・日米の球団収入の格差と選手年俸の格差 ・テレビ放送権・マーチャンダイジング・スポンサーシップのビジネスの実態 ・球団と球場の経営一体化の実状 ・コミッショナーの役割とリーグの国際戦略 ・NPB12球団の経営内容
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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以下を総合加算 期末テスト 最大50点 (完璧な記述の場合) 出席 最大20点 抜き打ちテスト 最大50点 (数回のテスト、出席をダブルチェック) レポート提出 加点 (随時提出) 毎年、150~160点が最高点。点数上位から順次評価
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『メジャー野球の経営学』(集英社新書) 『パ・リーグがプロ野球を変える』(朝日新書) 『実録メジャーリーグの法律とビジネス』(大修館) 参考文献:『プロスポーツ経営の実務』(創文企画) 『スポーツと国力』(朝日新書) 『スポーツの経済学』(中央経済社)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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レポート提出(随時) A4サイズのレポート(1,200字相当を記載)1枚を提出 題目は以下から選択 1)http://blog.nippon-sports.comのブログ 2)スポーツ経営関連の書籍 3)その他、新聞などスポーツ経営に関るコラム
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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関連科目にも興味と関心を持つこと 知的好奇心を持って勉学に励むこと 欠席をしないこと 遅刻・授業中の私語は厳禁
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 前期の復習 アメリカ4大プロリーグのビジネスの全体像を再確認する 【第2回】 アメリカのプロリーグの歴史と日本のプロ野球の歴史 アメリカプロリーグ150年、日本のプロ野球70年、の歴史を辿る キーワード:正力松太郎 【第3回】 フランチャイズとチケット販売 MLBと日本のプロ野球の観客動員力を比較する。日本ハムファイターズを分析する キーワード:地域密着 【第4回】 球場内物品販売 球団と球場の経営の一体化を調べる。楽天ゴールデンイーグルスを分析する キーワード:コンセッション 【第5回】 自治体の役割 球場建設を自治体に依存する理由を理解する。ロッテマリーンズを分析する キーワード:命名権 【第6回】 テレビ放送権 アメリカと異なる放送権契約の実態を把握する。西武ライオンズを分析する キーワード:天覧試合 【第7回】 マーチャンダイジング 独占と非独占の概念を理解する。ソフトバンクホークスを分析する キーワード:ライセンサーとライセンシー 【第8回】 スポンサーシップ 企業参入の少ないスポンサーシップの現状を分析する。オリックスバファローズを分析する キーワード:知的財産権 【第9回】 選手会 労働組合歴史上最強の一つ、MLB選手会の歴史を調べる。阪神タイガースを分析する 弱い立場の日本のプロ野球選手会を分析する。 キーワード:2004年のストライキ 【第10回】 ドラフト制度 日米のドラフト制度の相違を検証する。読売ジャイアンツを分析する キーワード:キーワード:完全ウェーバー制ドラフト 【第11回】 フリーエージェント制度 日米のフリーエージェント制度の相違を検証する ポスティング制度を理解する。中日ドラゴンズを分析する キーワード:調停制度 【第12回】 親会社 日米で異なるオーナーシップ。ヤクルトスワローズを分析する キーワード:国税庁通達 【第13回】 日米年俸格差と選手海外流出 年俸格差の原因を理解する。横浜DeNAベイスターズを分析する キーワード:選手のセカンドキャリア 【第14回】 日本のプロ野球の課題 日本のプロ野球が抱える課題を理解する。広島東洋カープを分析する キーワード:市民球団 【第15回】 国際化と小テスト WBCやアジアシリーズの意義と課題を検証する
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