Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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現代企業論 I 小林 貞雄
選択  2単位
【現代ビジ】 13-1-1110-3397-27A

1. 授業の内容(Course Description)
 学生の皆さんがこれから社会人となられる時に、職業の選択を行う事となりますが、「いい企業」とはいったどんな企業の事を言うでしょうか。この授業では企業を評価するツールを紹介しながら、「いい企業」とはどんな企業なのかについて皆さんと考えていきたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 この授業では、企業を財務諸表やCSRの観点から評価するツールを学び、更に、現代企業のかかえるマネージメントの課題、企業のライフサイクル等実例を紹介しながら基本的な課題を学んでいただきます。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業を進めていく中で、期中数回にわたりテストを実施します。期中テスト、期末テストとも、課題を与え、課題解決への考え方を説明いただく形でのテストを実施します。評価は、説明のわかりやすさを重視します。又、基本的な事を理解していただく必要がありますので、ややテクニカルな問題も出題します。
 期中テスト30%、期末テスト30%、出席日数30%、クラス・パーティシペーション(授業への積極的な参加)10%で評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 授業でのテーマに対し、適宜参考文献を紹介します。
 夏休みには課題図書を紹介します
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 新聞・テレビ・雑誌等で現代の企業が抱える問題点はいくつも報道されています。 報道に対して「自分だったらどうしただろうか」と考える癖を付けてください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 「皆が言っているから、答はこれだろう」 とか 「ネット検索で答えを探そう」といった事では、説明責任が果たせる答えとはなりません。 社会に出れば説明責任は常に求められます、「自分で調べ、自分で考え、自分の言葉で説明する」を基本とする授業です。
 授業では、毎回15分程度、新聞・テレビ報道等を題材とした「ウオーム・アップ」の時間を設けますので、積極的なデスカッションを通じて、出席者間のコミュニケーションを高めて行きましょう。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 簿記入門 
【第3回】
 財務報告書 Ⅰ (貸借対照表の読み方)
【第4回】
 財務報告書 Ⅱ (損益計算書の読み方)
【第5回】
 財務報告書 Ⅲ (キャッシュフローの読み方)
【第6回】
 財務報告書 Ⅳ (収益性、効率性とは)
【第7回】
 財務報告書 Ⅴ (安全性、成長性とは)
【第8回】
 CSR経営 Ⅰ (CSRとは)
【第9回】
 CSR経営 Ⅱ (持続可能性の追求について)
【第10回】
 日本の企業の強み (企業理念とは、忠誠心と年功序列)
【第11回】
 日本企業の海外進出 (課題と問題点)
【第12回】
 企業を取り巻くリスク(信用・市場・流動・事務・システムリスクのコントロール)
【第13回】
 エクセレントカンパニー Ⅰ (企業のライフサイクル)
【第14回】
 エクセレントカンパニー Ⅱ (企業生存の条件)
【第15回】
 まとめ