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授業の内容(Course Description) |
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本演習では、企業の公表する(金融商品取引法上の)財務諸表を利用して、企業活動の評価すなわち財務諸表分析を行います。 演習Ⅰの継続をします。演習Ⅰでは、収益性の分析を行いましたから、演習Ⅱでは、安全性の分析にウエイトを置いて、財務諸表分析を進めます。 これまでは、テキストを中心に財務諸表分析を行ってきましたが、演習Ⅱでは、受講者が興味を持っている企業の財務諸表を実際に取り上げて、その企業の良し悪しを分析・評価してもらいます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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後期では、安全性にウエイトを置き、企業の評価を行います。 具体的な資格取得の目標として、10月27日(日)に行われる全商会計実務検定試験「財務諸表分析」の合格を目指します。 なお、昨年のゼミ生の合格率は 90%でした。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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毎回の出席は、当然ですが(演習の企画への参加の姿勢も評価します。)、授業時間に行う財務諸表分析の作業状況やレポート等により、総合的に行います。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:新田忠誓監修(2013)『全商会計実務検定試験 財務諸表分析』(四訂版) 実教出版 参考文献:新田忠誓他著(2012)『会計学・簿記入門』(第11版) 白桃書房
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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分析作業は、時間がかかることがあります。そのためには、自宅で作業することも必要です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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財務諸表分析を通じて、企業と社会を見る眼を養ってください。そのためには、新聞の経済記事や経済ニュースに興味を持ってください。 演習は、受講者相互の人間関係も重要です。楽しい雰囲気も作りましょう。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス:今後のゼミの進め方の説明と収益性分析の総括・復習 【第2回】 安全性の分析の入口 【第3回】 安全性分析:短期の安全性 【第4回】 安全性分析:長期の安全性 【第5回】 安全性分析とキャッシュ・フロー計算書 【第6回】 中間まとめと会計実検定試験受験対策 【第7回】 企業の選択と財務諸表の手に入れ方 【第8回】 財務諸表分析の実践-その1 ここからは、各自の選択した企業の分析を行います。 【第9回】 財務諸表分析の実践-その2 【第10回】 財務諸表分析の実践-その3 【第11回】 中間報告 これまでの各自の分析結果を報告し、相互に討論をしてもらいます。 【第12回】 企業の経営管理活動の評価の総括-その1 【第13回】 企業の経営管理活動の評価の総括-その2 【第14回】 企業評価と株価 【第15回】 演習の総まとめを行います。
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