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授業の内容(Course Description) |
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地理学の一分野である地誌は、さまざまな地域の自然や人びとの生活の特徴を知り、なぜそこがそうなっているのかを理解するための学問である。 本講義では、とくにヨーロッパにおける自然と人間生活の関係がどのように成立しているのかを学ぶ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ヨーロッパの地域性につて、自然環境と人間生活の視点から説明できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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評価は出席状況と期末試験を合わせて判定する。なお4回以上欠席した場合はその時点で不合格とする。2回の遅刻は1回の欠席としてあつかう。試験にはノートのみの持ち込みを可とするが、配付資料やコピーしたノートは不可である。試験は15回目のまとめと評価の時間に実施する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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とくには指定しないが、講義中にプリント資料を配付する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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予習と復習に役立てるために、また受講生が講義の内容の理解を深め、知識を整理するために以下の書物の講読を薦める。 ・M. Harris; 板橋作美 訳(1988)『食と文化の謎』岩波書店, 330p. ・M. Harris; 鈴木洋一 訳(1990):『ヒトはなぜヒトを食べたか』 早川書房, 308p. ・M. Montnari; 二宮宏之 監訳(1999):『ヨーロッパの食文化』平凡社, 328p. ・T. G. Jordan (2001): The European Culture Area. Harper, London, 381p.
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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中学校や高校で使った地図帳を持参してほしい。 講義の流れは概ね以下の通りであるが、進行状況によっては変更することがある。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ヨーロッパとは何者か?− 【第2回】 ヨーロッパの範囲 【第3回】 地形と人間生活1 −山脈の分布と人びとの生活− 【第4回】 地形と人間生活2 −氷河と氷河地形− 【第5回】 地形と人間生活3 −バイキングとフィヨルド− 【第6回】 地形と人間生活4 −ヨーロッパの平野− 【第7回】 ヨーロッパの気候1 −大気の大循環・東岸気候と西岸気候− 【第8回】 ヨーロッパの気候2 −mildとhumid− 【第9回】 ヨーロッパの気候3 −西岸海洋性気候と人びとのくらし− 【第10回】 ヨーロッパの気候4 −little summerとW. Shakespeare の関係− 【第11回】 農業の歴史と地域1 −ヨーロッパ農業の展開− 【第12回】 農業の歴史と地域2 −地中海の農業とワイン、そしてオリーブ− 【第13回】 農業の歴史と地域3 −三圃式農業の変容と“ゴシック様式”− 【第14回】 農業の歴史と地域4 −ヨーロッパ農業の諸相− 【第15回】 まとめと評価
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