1. |
授業の内容(Course Description) |
|
宿泊産業には、シティー・リゾートホテル等をはじめ数多くの種類があり、誰から見ても「夢のある事業」のひとつである。現在、宿泊・観光産業を取り巻く環境としては、顧客満足(CS)と従業員満足(ES)との関係、人材育成、環境対策、企業・業界の社会的責任(CSR)、リスクマネジメント等、推進して行かなければならない問題も数多くある。まさに一番ホットな業界が宿泊・観光業界といっても過言ではない。 また地方では、地域活性化対策として「魅力あるリゾート・観光まちづくり」「温泉・観光地の活性化」等を推進し、集客に努力し成果をあげているところも多くある。 リピーター客の多い観光地・宿泊施設の要件は何か?そこにはどのような工夫がなされているか? これらの実情をインターネット・新聞・専門誌・書籍等や夏合宿(フィールドワーク)から最新情報を収集・調査研究し、学生自らが経営・運営したいと思っている観光地・宿泊施設を「ハード面、ソフト面、ヒューマン面からバーチャル経営」してもらいたい。どうしたら魅力的な観光地・宿泊施設を経営できるのかを実際に研究し、実現可能なものは事業モデルとして観光業界・関係先に提案していきたい。 数多くのテーマの中から好きなテーマを選び出し、数人でグループをつくり、自分達の研究興味のある部分について、従来の発想にとらわれることなく自由に研究し、業界・社会に提案してもらいたい。その成果を各グループが「グループ研究論文」を作成し、ゼミ全体として1冊の「ゼミ報告書」を完成させたい。 このゼミは、「創楽力(楽しみを創り出す)・企画力・提案力・発表力の育成」を目標にしていきたい。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
秋期では各グループの調査・研究課題に基づき実施したフィールドワーク結果等を通じて、その調査研究結果をまとめ、グループごとに「グループ研究論文」作成を、またゼミ全体として「ゼミ報告書」の完成を目標としたい。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席状況と、研究課題の取り組み・発表、企画内容(魅力度、企画力、実現性)、グループ討議の発表内容、演習活動、フィールドワークの成果、報告書(グループ論文)のまとめ等の貢献度等で総合評価をする。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
書籍・インターネット・専門誌・新聞・宿泊施設のパンフレット等から必要な資料を収集する。必要に応じテーマに関連した資料を配付する。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
前週に他のグループからアドバイスを受けた課題・問題について、次週までに調査・研究し発表してもらうので、グループ活動を自発的に行って欲しい。このような活動の中から、問題・課題発見力や解決力を研いてもらいたい。また、大学生活の目的の一つである一生お付き合いできる友人をつくって欲しい。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
ゼミは、自分たちの「研究・調査を通じて楽しく学びながら成長する」ためにあるものなので、積極的に取り組んで欲しい。事前に研究課題を決め、グループ討議をし、発表することによって将来の「就職活動」にプラスになるようにプレゼンテーションのトレーニングもあわせて行う。この授業では、「考える→自分の言葉で表現する」訓練をすることによって社会人基礎力を育成したい。就職活動に備えて、時事問題討議・発表も実施したい。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 演習方針・研究計画説明 【第2回】 夏合宿(フィールドワーク)の調査・研究結果のまとめ(1) 【第3回】 夏合宿(フィールドワーク)の調査・研究結果のまとめ(2) 【第4回】 魅力的な宿泊施設(ホテル・旅館)の調査・研究結果 <グループ討議> 【第5回】 観魅力的な観光・リゾート地調査・研究結果 <グループ討議> 【第6回】 調査・研究結果の掘り下げ(1) 【第7回】 調査・研究結果の掘り下げ(2) 【第8回】 調査・研究結果の掘り下げ(3) 【第9回】 調査・研究結果発表(1) 他のグループからのアドバイス(課題・問題点) 【第10回】 調査・研究結果発表(2) 他のグループからのアドバイス(課題・問題点) 【第11回】 調査・研究結果発表(3) 他のグループからのアドバイス(課題・問題点) 【第12回】 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議(1) 【第13回】 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議(2) 【第14回】 調査・研究内容の最終まとめ(「グループ研究論文」作成) 【第15回】 調査・研究内容の最終まとめ(「ゼミ報告書」作成)
|