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授業の内容(Course Description) |
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ユーロの通貨統合は、金融・経済の世界における新たな歴史的・国際的な展開である。この通貨統合を題材とし、金融システムにおけるグローバルな変化を分析する。さらに、日本及びアジアの金融・経済の現状を見つめ、課題を浮き彫りにする事を通して、金融に対する理解を深める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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現実の金融界の様々な変化を、できるだけ分かりやすい例で解説し、理論と実践の双方から金融をとらえる。こうして、現代経済社会における生きた金融の諸機能・特質を理解し、これらを議論できることを目標とする。 ■授業方法: 授業の主役は学生である。講義に加えて、グループ学習・発表も行なう。なお、授業では教室内で知識を習得するだけでなく、実際に日本銀行や東京証券取引所等の見学も行なう予定。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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*出席・発表等のクラス貢献度、レポートまたは試験を総合して評価する。 ■評価の基準(達成レベルと成績): S:特に優秀であり、金融論で学習したことを、いつでも、どこでも十分に議論できる。 A:優秀であり、教科書・ノート・プリント等を見れば、金融論で学習したことを議論できる。 B:授業で学習したこと、教科書に書かれたことは何とか理解でき、問題を何とか解ける。 C:単位取得の最低レベルにすぎない。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:別途指示する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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学生は受講の効果を定着させるため、課題を学習することが必要となる。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業ではできるだけ、金融に興味が持てるように配慮する。 単位取得のみを目的とするのでなく、積極的に授業に参加してほしい。 自分が興味の持てる分野を発見し、学んだ知識を利用して、更に自ら探究することができれば素晴らしい。 なお、前期と後期を通年で履修することを強く希望する。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス、授業の方針・内容 【第2回】 アジア通貨の過去、現在(1) 【第3回】 アジア通貨の過去、現在(2) 【第4回】 アジア通貨の過去、現在(3) 【第5回】 アジア共通通貨は必要か(1) 【第6回】 アジア共通通貨は必要か(2) 【第7回】 アジア共通通貨は必要か(3) 【第8回】 金融機関の機能、金融規制と自由化(1) 【第9回】 金融機関の機能、金融規制と自由化(2) 【第10回】 金融市場、金融政策(1) 【第11回】 金融市場、金融政策(2) 【第12回】 金融派生商品 【第13回】 家計と金融 【第14回】 企業ファイナンス 【第15回】 総合問題
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