Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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特別活動の指導法(中・高) 和田  孝
選択  2単位
【教育文化】 13-1-1334-1761-17A

1. 授業の内容(Course Description)
 学校教育の機能としての集団活動を基盤とした特別活動は、生徒の個性の伸長を図るとともに、社会性の育成の場として意義をもつ教育活動です。特別活動の意義やねらいの理解、指導法を学ぶことを通して実践的な指導の基本を身に付けていきます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 (1)特別活動の教育的意義、教育課程上の位置づけ及び活動内容を理解する。
 (2)特別活動の指導案、指導資料の作成ができる。
 (3)特別活動の指導の基本である集団活動や話し合い活動などの実践的指導法の基本を身に付ける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業への参加状況や課題レポート(50%)及び期末試験(50%)を総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『実践的指導力をはぐくむ「特別活動指導法」』(日本文教出版)
      『中学校学習指導要領解説 特別活動編』(文部科学省)
      『高等学校学習指導要領解説 特別活動編』(文部科学省)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・テキストは、事前に読んでおき、質問を考えておく。授業後は、テキストの課題を行っておく。
 ・中学校・高校時代に体験した「学級活動・ホームルーム活動」「生徒会活動」「学校行事」について、具体的な活動内容や生徒としての意義をまとめておく。
 ・基本用語のテストを行うので、テキストによる復習や理解を図っておく。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・特別活動に関する理解や指導は、すべての教師に求められる必須の要件であることを理解し、積極的に授業に参加すること。
 ・グループ活動に積極的に参加し、協力して活動することの意義や楽しさを理解する。
  第1回オリエンテーションには、必ず出席すること。等
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業に関するオリエンテーション
 学校教育における特別活動の実際
  ・特別活動の経験と学び
【第2回】
 特別活動の目標と内容
  ・特別活動の教育的意義と活動内容
【第3回】
 特別活動の指導の基礎理解①
  ・教育課程における特別活動の位置づけと取扱い
【第4回】
 特別活動の指導の基礎理解②
  ・望ましい集団活動人間関係づくり等
【第5回】
 特別活動の指導の基礎理解③
  ・全校体制で取り組む特別活動等
【第6回】
 特別活動の指導計画作成と実践①
  1学級活動の目標と内容ー題材の設定
【第7回】
 特別活動の指導計画作成と実践②
  2学級活動の指導計画と学習指導案の作成-授業展開の構成
【第8回】
 特別活動の指導計画作成と実践③
  3学級活動の進め方-話し合い活動等
【第9回】
 特別活動の指導計画作成と実践④
  1生徒会活動の目標と内容-学校・生徒の実態と活動目標
【第10回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑤
  2生徒会活動の指導計画と指導上の配慮事項-自治的・自発的活動等
【第11回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑥
  1学校行事の目標と内容-種類と内容等
【第12回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑦
  2学校行事の指導計画と指導案の作成
【第13回】
 部活動の教育的意義と指導上の配慮事項
【第14回】
 特別活動の評価と指導の工夫改善
【第15回】
 特別活動実施上の課題と今後の動向