1. |
授業の内容(Course Description) |
|
後期に続き、身近な言葉を観察・分析していく予定です。ただ、身近な言葉をそれだけ見ているのでは、波しぶきを見て、海全体を判断するような滑稽な議論に陥る危険があります。ことばは、変化し続けてきたし、今も変化し続けているし、今後も変化し続けるでしょう。 私たちの身近なことばも、変化の中で捉えることで、新たな理解が生まれるはずです。ことばのルールとは、守らなければならない面倒なものではなく、まさに、私たちが、日々、作っていくものなのではないでしょうか。 ことばについて、既成の価値観を押し付けあうのではなく、様々なデータを参考にして、自分なりの考えを持ってもらいたい、というのが私の希望です。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
言語の変化について、基礎的な知識を身につけ、自らの言語生活について、客観的に観察し、分析する視座を持つこと
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
毎回、簡単な感想・意見・質問を書いてもらう予定です。それと平常点を合わせ、50% 期間中、2回書いてもらう予定のレポートを2回合わせて50%
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
井上史雄著『日本語ウォッチング』岩波新書
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
期間中、2回、レポートを課題とする予定です。 詳細は、授業中に発表します。期限内に提出してください。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 授業説明、ラ抜きことば(1) 【第2回】 ラ抜きことば(2) 【第3回】 ラ抜きことば(3) 【第4回】 ~じゃん(1) 【第5回】 ~じゃん(2) 【第6回】 ~じゃん(3) 【第7回】 チョー(1) 【第8回】 チョー(2) 【第9回】 うざい(1) 【第10回】 うざい(2) 【第11回】 専門家アクセント(1) 【第12回】 専門化アクセント(2) 【第13回】 新方言 【第14回】 言語の変化と「乱れ」 【第15回】 授業のまとめ、レポートの講評
|