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授業の内容(Course Description) |
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日本古代の政治思想史です。著名な古典をとりあげ、そこにうかがえる古代の政治思想の特色を考えます。題名や有名な話の筋道しかしらなかった原典に直接ふれ、その全体構成や叙述の背後にある思想を探り出していく楽しさを味わってください。秋期には『風土記』『万葉集』『日本霊異記』をとりあげます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①文学作品の歴史学的研究方法を知る。 ②古代の政治思想の多様性と変容を理解する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末定期試験は行わない。授業期間中にまとめの小テストを2回実施(論述式)。小テスト(各30%)・出席(20%)・私見カード(20%)を総合評価。出席9回以下は不可。5回以上出席し、小テストを1回以上受けた4年生には、ミニレポートによる出席不足補充を認めます。小テストは自筆ノートのみ持参。毎回出席することが、自ずと高い成績評価につながります。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:なし 参考文献:『鑑賞日本の古典』(小学館)および『新編日本古典文学全集』(小学館)の関連図書
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、次回のための簡単な予習課題を出します。提出は希望者のみ(成績に反映)ですが、予習をすることで授業の理解は格段に深まります。積極的にとりくんでください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業中の私語厳禁。私語のある間は授業を行いません。 毎回、終了15分前に「私見」カードを配付し、その日の授業内容に関わる課題を出すので、自分自身の意見を書いて提出。「私見」カード記入を通じて、授業に受け身でなく取り組む勉学姿勢を養ってください。次回に重要な「私見」を数点、紹介します。 原則として板書はしません。プリントを板書と考え、講義とプリントの要点をノートしてください。授業中に、ノート整理のための時間を適宜とります。プリントは小テスト時の持ち込み不可(ノートに貼付しない)。 1学期間の授業にはつながりがあり、前回までの授業内容を理解していることが次回の授業を受ける前提となります。また毎回の授業にも、授業のポイント説明~本論~まとめという流れがあり、遅刻するとその日の授業の流れが理解できません。遅刻・欠席をしないことが、着実な勉学の第一歩です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス。授業のすすめ方。春期のまとめ。参考文献について。 【第2回】 『風土記』の構成。 【第3回】~【第5回】 『風土記』の政治思想。 【第6回】 前半のまとめと小テスト 【第7回】 小テストの模範解答例配付・解説。論述式答案の書き方。答案返却→自己点検→再提出(しない場合は未受験扱い)。 【第8回】~【第10回】 『万葉集』の構成と政治思想。 【第11回】~【第13回】 『日本霊異記』の構成と政治思想 【第14回】 後半のまとめと小テスト 【第15回】 小テストの模範解答例配布・解説。答案返却→自己点検→再提出(しない場合は未受験扱い)。 4年生への出席補充レポート課題提示。
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