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授業の内容(Course Description) |
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春学期に引き続き、『イザベラ・バードの日本紀行(下)』を講読し、地理学への理解を深める。 北海道へ到達したバードは、函館を起点に道内を旅行し、アイヌの文化をつぶさに観察した。帰京後、バードは一転、西へと向かい、京都・伊勢神宮・大津等を巡って調査旅行した。 この道中で体験した様々な地方文化や人々の生活・風習を綴ったのが、『イザベラ・バードの日本紀行(下)』(時岡敬子訳・講談社学術文庫)である。当時の日本人の生活・文化・風習が、外国人の目を通してリアルに描かれており、明治初期の日本の地理書の一つに数えることができる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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本書の講読を通して、イザベラ・バードの旅程を地図でたどりながら、135年前の地方における日本人の生活・文化・風習を、現在と比較しつつ理解する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席を重視する。毎回、講読担当者にはレジュメの提出を課し、担当部分の発表と質疑応答および出席状況を合わせて総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:イザベラ・バード著『イザベラ・バードの日本紀行(下)』(時岡敬子訳・講談社学術文庫)を購入しておくこと。また、高校の地図帳を持参すること。持っていない場合は、二宮書店編集部『高等地図帳』を購入することを薦める。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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全員がテキストを熟読し、わからない地名や用語を文献やインターネットで調べておくこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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テキストの講読担当者は、必ずレジュメを作成して事前に提出すること。遅刻は厳禁。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス:講読の方法と分担発表者の割り当て 【第2回】 テキスト講読(その1) 【第3回】 テキスト講読(その2) 【第4回】 テキスト講読(その3) 【第5回】 テキスト講読(その4) 【第6回】 テキスト講読(その5) 【第7回】 テキスト講読(その6) 【第8回】 テキスト講読(その7) 【第9回】 テキスト講読(その8) 【第10回】 テキスト講読(その9) 【第11回】 テキスト講読(その10) 【第12回】 テキスト講読(その11) 【第13回】 テキスト講読(その12) 【第14回】 テキスト講読(その13) 【第15回】 まとめ
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