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授業の内容(Course Description) |
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中国はいまや世界の工場と称される工業国となった。そのGDPはすでに日本を抜いて、世界第2位に上り、やがてアメリカをも凌駕するであろうと言われている。この講義では、中国の工業化の過程をイギリスの産業革命にはじまる世界市場形成の歴史のなかで再検討する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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中国の工業化を日本の工業化と比較しながら検討し、その特質を明らかにすることで、現在の中国経済がかかえる課題を歴史的なパースペクティブから解明する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(40%):出席状況と小テスト(5回程度)により評価する。 定期試験(60%)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは使用しない。授業中、適宜プリント資料を配布する。 参考文献:『データでみる中国近代史』(狭間直樹等著、有斐閣)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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小テストは、前回講義の中に出てきたキーワードについて説明をもとめるので、毎回授業の後、ノートをしっかり読み直しておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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プリント資料はその都度一度しか配布しないので、毎回出席すること。やむをえず欠席する場合は、友人に確保を依頼しておくこと。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 東インド会社の成立 【第2回】 イギリス社会の変容 【第3回】 産業革命の進行 【第4回】 世界市場の形成 【第5回】 西力東漸 【第6回】 アヘン戦争 【第7回】 南京条約 【第8回】 ミッチェル報告 【第9回】 インドの工業化 【第10回】 中国在来綿業の再編 【第11回】 日本の工業化 【第12回】 中国の工業化 【第13回】 日清戦争 【第14回】 日露戦争 【第15回】 アメリカ商品ボイコット
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