Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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ヨーロッパ経済論特講 II 廣田  功
選択  2単位
【経済学専攻】 14-1-1110-1865-05

1. 授業の内容(Course Description)

 この講義ではまずEU経済統合理念の背景、経済統合の歩み、EU経済の仕組み(制度・政策)について説明し、それを前提としてヨーロッパ主要国(ドイツ、フランス、イギリスなど)の経済について説明する。この主要国経済の説明については、それぞれのシステムの特徴を把握することに力点を置く。その際、20世紀の歴史の中で、それぞれのシステムが形成されたことに着目し、歴史的な観点を重視する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ヨーロッパ各国の経済を強く規定しているEUの制度的特徴を捉え、今日の多極化・多層化した世界経済の構造の特徴について理解を深めるとともに、日本とアジアの地域経済統合について考える視点を養うことを目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点(50%)と試験(50%)により評価

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは使用しない。
 参考文献:『欧州統合のダイナミズム』(R.フランク著・日本経済評論社);『ヨーロッパ経済論』(田中素香他著、有斐閣アルマ);『ヨーロッパ統合とフランス』(吉田徹編著、法律文化社)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 講義で配布するプリントに基づいて予習・復習をすること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ヨーロッパ経済に関するニュースに関心をもつこと。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 EU経済と国民経済
【第2回】
 EU経済の現状と課題I
【第3回】
 EU経済の現状と課題II
【第4回】
 EU経済の現状と課題III
【第5回】
 資本主義の多様性とEU経済
【第6回】
 現代イギリス経済の成立と特質I
【第7回】
 現代イギリス経済の成立と特質II
【第8回】
 現代フランス経済の成立と特質I
【第9回】
 現代フランス経済の成立と特質II
【第10回】
 現代ドイツ経済の成立と特質I
【第11回】
 現代ドイツ経済の成立と特質II
【第12回】
 黄金時代(1950-1973年)のヨーロッパ経済I
【第13回】
 黄金時代のヨーロッパ経済II
【第14回】
 グローバリゼーションとヨーロッパ経済の危機
【第15回】
 まとめとテスト