Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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演習 II 今井 一雄
必修  2単位
【経済】 14-1-1110-3476-02

1. 授業の内容(Course Description)

 国際金融にかかる基礎的な知識を学び、整理しながら、就中、開発金融(経済開発に伴なう資金調達)を主題として、この資金調達に関する現実の諸問題について、その実態を調査の上、今後のいわゆる国際協力の在り方の展望を試みる。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・国際金融にかかる基本事項を学ぶ。
 ・それに基づき開発金融の実相を調査、正しく対外経済・金融協力関係を見る目を養う。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 演習への取り組み姿勢と普段のレポートにより評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 秦・本田・西村 共著 『国際金融のしくみ』第4版 有斐閣
 岩田規久男 『国際金融入門』(岩波新書)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 経済開発にかかる資金調達には如何なる方法があるのかとの観点から、日頃より新聞・テレビ
雑誌等の経済関連記事に注意を払い、具体的な実際のプロジェクトの動きをフォローするよう努めて欲しい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 演習では実務経験に基づく、様々な開発金融現場での息吹といったものを伝えたいと考えており、ゼミテンの積極的な討論参加を期待する。少しでも国際関係分野への興味を抱く手助けができればと願っている。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ODA
【第2回】
 日本のODA政策と課題
【第3回】
 OOFによる開発協力(1)
【第4回】
 OOFによる開発協力(2)
【第5回】
 開発金融がもたらすマクロ経済問題(1)
【第6回】
 開発金融がもたらすマクロ経済問題(2)
【第7回】
 地球温暖化防止対策と開発金融
【第8回】
 アジア経済危機のメカニズム
【第9回】
 アジア経済危機の対応策と課題
【第10回】
 カントリーリスク分析と格付け(1)
【第11回】
 カントリーリスク分析と格付け(2)
【第12回】
 アジアにおける資本市場育成の新潮流(1)
【第13回】
 アジアにおける資本市場育成の新潮流(2)
【第14回】
 アジア格付機関連合と民間資金の動向
【第15回】
 まとめ