Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
マーケティング II 円谷 洋一
選択  2単位
【経済】 14-1-1120-2773-04

1. 授業の内容(Course Description)

 企業活動の根幹となるマーケティング戦略を、コミュニケーション戦略を軸に据えつつ概括することで、「日々眼にする&接触する、商品・サービス・情報」が持つ企業から発信される意図・意味を理解する。
 広範囲にわたるマーケティング戦略領域を、戦術レベルの詳論に立ち入るのではなく、大局的かつ社会環境と生活者の変貌に伴い近年著しく変化の様相を呈する最新動向を論ずることで、企業競争の状況を理解する。
 そのため1年間かけて、基本となる戦略構造から最新の戦略知識までを、「キーワードで理解する」方法論を用いて述べていきたい。

 秋期はコミュニケーション戦略領域に焦点を絞り、「広告」をはじめとした各種戦略、インターネット時代のコミュニケーション戦略変化、ならびに現在の企業の最重点テーマである「ブランド・マネジメント」まで、戦略概要と最新動向の理解促進に努める。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 企業の競争戦略、なかでもコミュニケーション戦略の意味理解を通じ、企業情報・商品・サービスに込められた企業の意図や意味を戦略的に捉える(単に消費するのではなく、意味を考える)習慣性と、自ら戦略的に考察してみる姿勢を養う。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 期末テストを通じ評価します。(配布資料の持ち込み可、70点満点)
 出席点として30点分を設けます。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト・プリント配布。
 参考文献:必要に応じ授業のなかで、および質問を通じ紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 講座受講と並行して、自身が関心ある業界・商品の動向を「観察する」「情報を集める」「マーケティング視点で評価・分析する」習慣を身につけてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 日々目にする、情報として聴こえてくる商品・サービスに対して"!"&"?"する習慣を持っていてください。

 特に、当たり前として接しているインターネットの、マーケティング戦略における位置づけを自ら考える習慣を
 身につけることは、社会人となった時の必要資質であると認識してください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 秋期ガイダンス
【第2回】
 統合型(4P)マーケティング、並びに「関係性マーケティング」を中心とした春期講義のサマリー
【第3回】
 統合型(4P)マーケティングにおけるコミュニケーション戦略
【第4回】
 コミュニケーション経路としてのメディアの種類と特性
【第5回】
 コミュニケーション戦略としての「広告」機能
【第6回】
 コミュニケーション戦略の立案プロセス
【第7回】
 インターネットと、マーケティングコミュニケーション
【第8回】
「関係性マーケティング」時代の広告戦略
【第9回】
  戦略立案の前提:購買意思決定プロセス
【第10回】
 社会環境と購買意思決定プロセス変化による「関係性マーケティング」の思考法
【第11回】
「網衆」とネット時代の広告戦略
【第12回】
 「エンゲージメント」に立脚したメディア戦略の構築
【第13回】
 関係性マーケティングの中心課題「ブランド・マネジメント」1
【第14回】
 関係性マーケティングの中心課題「ブランド・マネジメント」2
【第15回】
 まとめと秋期試験:出題範囲は秋期講義分