1. |
授業の内容(Course Description) |
|
授業「リスクと保険Ⅰ」の知識を基礎に、保険について、さらに深く勉強します。特に、どのような場合に保険金を受け取ることができるか、あらかじめどのようなことをしなければならないか等々、保険の中身について授業を行います。その場合には、「リスクと保険Ⅰ」と同様に、皆さんに身近な自動車保険を例に取りながら、授業を進めて行きます。授業の仕方も、「リスクと保険Ⅰ」におけるように、基本的に講義形式で行いますが、出来る限り質問を投げかけ、それに解答・回答をしてもらいながら、進めていきます。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
保険の基本的な知識と理論を身につけることを到達目標とします。具体的には、ファイナンシャルプランナー資格試験3級に合格できる知識を身につけてもらいます。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
中間試験と期末試験の成績70%、出席状況・受講態度・課題の提出状況30%を目安として、総合的に評価します。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
近見・堀田・江澤編『保険学』有斐閣をテキストとします。参考文献は、授業中に適宜紹介します。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
テキストの関係個所をあらかじめ熟読し、授業終了後は、テキストにある演習問題を解いて復習することが必要です。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
授業に出席し、ノートをしっかり取ってください。遅刻は、受講者に迷惑になりますから、厳禁です。また、質問を歓迎します。疑問に思ったことは、是非質問してください。資料は授業中に配布します。ですから、授業に出席していないと資料を受け取ることができません。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 オリエンテーション。講義の進め方、注意事項、評価の詳細等について説明します。同時に、保険について、どのようなことを知っているか、どのようなことを学びたいかに関するアンケートを行います。 【第2回】 保険制度の基本原則①。保険制度は、大数の法則を利用して、収支相等の原則及び給付反対給付均等の原則が成り立つように運営がなされます。それらがどのような原則なのかについて説明します。 【第3回】 保険制度の基本原則②。前回に引き続き上記原則について説明します。同時にそれらの関係について説明します。 【第4回】 保険制度の機能。保険制度が社会経済においてどのような機能を果たしているかについて考えてもらいます。 【第5回】 保険制度の歴史①。保険制度がいつ頃どのようにして誕生したかについて説明します。 【第6回】 保険制度の歴史②。前回に引き続き保険制度の歴史について説明します。 【第7回】 保険制度の歴史③。わが国における保険制度の歴史について説明します。 【第8回】 これまでの事柄について復習を行います。疑問に思ったことは遠慮なく質問をしてください。同時に、これまでにどの程度知識を身につけたかを確認するために中間試験を行います。 【第9回】 保険制度の三大要素①。保険制度の重要な三つの要素の中からまず保険者を取り上げ、これについて説明します。また、保険者の中で最も重要な保険株式会社と保険相互会社の違いについて説明します。 【第10回】 保険制度の三大要素②。保険システムの三大要素の一つである保険契約者について説明します。 【第11回】 保険システムの三大要素③。保険システムの三大要素の中で最も重要な保険契約について、その概略及び特質を説明します。 【第12回】 保険契約の当事者・関係者。保険契約はどのような者によって締結されるか、当事者以外の関係者として、どのような立場の者が関係しているかについて説明します。 【第13回】 保険契約の内容①。保険契約の締結及び終了に関して生じる種々の問題について説明します。 【第14回】 保険契約の内容②。保険者は、一切合財の危険を負担するわけではありません。保険者がもともと責任を負わない危険や一定の理由で特に責任を負わないことになっている危険には、どのような危険があるか、事故が生じた場合には、どのようなことをしなければならないか、保険金の額はどのように決められるのか、等々、保険契約の内容について説明します。 【第15回】 復習。これまでの授業内容について復習を行います。疑問があれば、積極的に質問してください。同時に、どの程度知識を身につけたかを確認するために、期末試験を行います。
|