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授業の内容(Course Description) |
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本講義では、アジア・アフリカ諸国を中心とする「新興国」の観光文化に焦点を当て、国際観光市場における「負の側面」と、それを克服するための多様な動き(オルタナティブ・ツーリズム)を共に考えていく。そのうえで、近年「新興国」で起こっている多様な観光文化の発展についても議論を深めていきたい。 本講義での議論を通じて、世界における多様な観光文化を知るだけでなく、その背後にある関係者たちの様々な思惑や考えを読み取り、一緒に考えていって欲しい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・「新興国」の観光文化に関する基本的な知識を身につける。 ・観光の負の側面を指摘し、それに対するこれまでの克服の試みを説明することができる。 ・オルタナティブ・ツーリズムの動きについて、自分の意見を表明することができる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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・期末試験:100% *期末試験を受験しなかった際には、成績評価を行わない。 *リアクションペーパーの内容によっては、別途加点を行う。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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以下のものを参考資料としてあげる。履修者は授業期間内に通読することを望む。 ・橋本和也. 1999『観光人類学の戦略 文化の売り方・売られ方』世界思想社. ・橋本和也. 2011『観光経験の人類学 みやげものとガイドの「ものがたり」をめぐって』世界思想社. ・山下晋司. 2007『観光文化論』新曜社.
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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何よりも、自分自身がどんな形でもいいので、観光を体験してみて下さい。そのなかで、自分の興味関心のある観光文化について、とことん追求して下さい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業を生かすも殺すも皆さん次第です。常に主体的な態度を望みます。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 アジア・アフリカ地域の観光文化-「新興国」の観光を見る 第1部 観光の「負の側面」を見る 【第3回】 日本のなかのアジア・アフリカ-イメージはいかにしてできるのか 【第4回】 観光イメージを消費する-創り出される権力関係 【第5回】 「少数民族」の誕生-「見世物」としての観光文化 【第6回】 ショッピングモール-「均質する多様化」のなかの観光 【第7回】 観光に抗する-反対運動・暴動・テロ 【第8回】 観光の「倫理」を問う-欲望と利害の渦のなかで 第2部 観光の「負の側面」を超克する 【第9回】 フェア・トレード-「素朴」から「オシャレ」、そして「ブランド」へ 【第10回】 Malaysia Truly Asia-観光プロモーションのなかのパラダイム・シフト 【第11回】 観光パフォーマンスから伝統芸能へ-「まがいもの」が創り出す地域文化 【第12回】 アーティスト・イン・レジデンス-地域のイメージを創る・変える 【第13回】 留学生たちの観光文化-大学を「観光地」にする 【第14回】 紛争を観光化する-争いから共存、そして共生へ 【第15回】 まとめ
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