1. |
授業の内容(Course Description) |
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この講義では、「中東観光」をキータームに、中近東の情勢を概観していく。 中東観光は、ヨーロッパにおけるマス・ツーリズム(大衆観光)の発展と密接に関わりを持ちながら発展してきたが、近年では地域情勢と絡みながら、独自の展開を見せるようになっている。本講義では、中東観光史を追いながら、中近東の現状についての理解を深めていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・中近東に関する基本的な知識を身につける。 ・観光に関する基本的な知識や手法を身につける。 ・中近東の観光・文化について、興味関心のある事項を調べて文章にまとめることができる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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・出席・授業態度・リアクションペーパー:50% *授業態度やリアクションペーパーの内容が要求を満たさない場合には、欠席として扱う ・期末試験:50%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストや参考文献は指定しません。授業毎にプリントや、参考文献を提示するので、必ず出席すること。 また、中学・高校時代に使用していた地図帳を持参することが望ましい。常に講義内容が地図上のどこの現象なのかを確認すること。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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中東は日本と関わりのないように見えて、色んな場面で関わりがあります。自分の身の回りにある「中東」を探してみて下さい。そして機会があれば、ぜひとも中東に足を運んで、自分の目と足で現状を確認してみて下さい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・中東の観光に関わる情報に敏感になって下さい。近年では、日本でも中東観光に関する情報は増えています。さらに、中東観光に触れながら、自分の視野を広げていくことを強く望みます。 ・授業を生かすも殺すも皆さん次第です。常に主体的な態度での受講を望みます。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 中近東とはどのような地域か? 【第3回】 中東観光とオリエンタリズム 【第4回】 マス・ツーリズムの誕生と中東ツアー 【第5回】 古代エジプト遺跡発掘と考古学博物館 【第6回】 ベリーダンスの広がり-エキゾチック・エロチック・エレガント 【第7回】 フェズ-アラブ的都市開発 【第8回】 チュニス-地中海リゾートの成立と弊害 【第9回】 イスタンブール-東洋と西洋が出会う都市 【第10回】 ベイルート-マイナス・イメージのなかの中東 【第11回】 ワーディー・ラム-中東のエコツーリズム 【第12回】 ドバイ-中東の現代リゾートと楽園都市 【第13回】 ドーハ-中東最大のイベント都市 【第14回】 マッカ-世界最大の宗教観光都市 【第15回】 講義のまとめ
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