Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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世界の情勢(中近東) II 安田 慎
【Ⅳ】  2単位
【Ⅳ 社会と経済のしくみを学ぶ】 14-1-1130-3398-06

1. 授業の内容(Course Description)

 この講義では、「中東観光」をキータームに、中近東の情勢を概観していく。
 中東観光は、ヨーロッパにおけるマス・ツーリズム(大衆観光)の発展と密接に関わりを持ちながら発展してきたが、近年では地域情勢と絡みながら、独自の展開を見せるようになっている。本講義では、中東観光史を追いながら、中近東の現状についての理解を深めていく。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・中近東に関する基本的な知識を身につける。
 ・観光に関する基本的な知識や手法を身につける。
 ・中近東の観光・文化について、興味関心のある事項を調べて文章にまとめることができる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 ・出席・授業態度・リアクションペーパー:50%
  *授業態度やリアクションペーパーの内容が要求を満たさない場合には、欠席として扱う
 ・期末試験:50%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストや参考文献は指定しません。授業毎にプリントや、参考文献を提示するので、必ず出席すること。
 また、中学・高校時代に使用していた地図帳を持参することが望ましい。常に講義内容が地図上のどこの現象なのかを確認すること。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 中東は日本と関わりのないように見えて、色んな場面で関わりがあります。自分の身の回りにある「中東」を探してみて下さい。そして機会があれば、ぜひとも中東に足を運んで、自分の目と足で現状を確認してみて下さい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ・中東の観光に関わる情報に敏感になって下さい。近年では、日本でも中東観光に関する情報は増えています。さらに、中東観光に触れながら、自分の視野を広げていくことを強く望みます。
 ・授業を生かすも殺すも皆さん次第です。常に主体的な態度での受講を望みます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 中近東とはどのような地域か?
【第3回】
 中東観光とオリエンタリズム
【第4回】
 マス・ツーリズムの誕生と中東ツアー
【第5回】
 古代エジプト遺跡発掘と考古学博物館
【第6回】
 ベリーダンスの広がり-エキゾチック・エロチック・エレガント
【第7回】
 フェズ-アラブ的都市開発
【第8回】
 チュニス-地中海リゾートの成立と弊害
【第9回】
 イスタンブール-東洋と西洋が出会う都市
【第10回】
 ベイルート-マイナス・イメージのなかの中東
【第11回】
 ワーディー・ラム-中東のエコツーリズム
【第12回】
 ドバイ-中東の現代リゾートと楽園都市
【第13回】
 ドーハ-中東最大のイベント都市
【第14回】
 マッカ-世界最大の宗教観光都市
【第15回】
 講義のまとめ