Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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演習 II 有馬 貴之
必修  2単位
【経済】 14-1-1130-3751-02

1. 授業の内容(Course Description)

 本演習では、「場所」や「地域」を理解するための調査や研究の方法を学びます。また、春期の演習Ⅰと併せて受講する事で、文献の読み方、調査計画の建て方、調査の仕方、調査結果のまとめ方、調査結果の考察の仕方、レポート・論文の書き方、発表の仕方といった卒業論文に必要な一連のスキルを身に付けます。
 本年度は東京島嶼部の東京都新島村(新島・式根島)を対象地とします。春期の演習Ⅰの調査を基に、新島村の新たな観光資源の発掘、既存観光資源の売り方などを考察、議論します。最後には現地で研究成果を発表し、地域へ還元します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 本演習の到達目標は主に以下の5点です。
  ・調査結果の的確な表示方法を身につける。
  ・調査結果やデータ等を的確に理解し、考察する能力を取得する。
  ・自らの意見を主張し、かつ相手の意見を理解することで、グループの議論に貢献できる。
  ・レポート・論文の書き方を身につける。
  ・プレゼンテーションの仕方を身につける。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 本演習では、出席はもちろんの事、学生による主体的な発言や行動を重視して成績を評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは特に指定しません。
 参考文献
  ・梶田真ほか編著 2007.『地域調査ことはじめ』 ナカニシヤ出版.
  ・日本建築学会 2012.『建築・都市計画のための調査・分析方法』 井上書院.
  ・宮本常一・安渓遊地 2008.『調査されるという迷惑』 みずのわ出版.
  ・野間晴雄ほか 2012.『ジオ・パルNEO』 海青社.

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 本演習は新島村(新島・式根島)をフィールドとする演習です。そのため、新島や式根島についての知識はもちろん、島嶼部の観光についての知識などを事前に勉強しておくと良いでしょう。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 本演習では、夏休み期間中に訪れた東京都の新島・式根島をテーマに議論を進めていきます。議論の進展次第では、地域にその成果を還元するため、秋期期間中に現地に訪問することがありますので留意してください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】・【第2回】
 グループ別けと課題の設定・発表
【第3回】~【第5回】
 グループ課題の作業・経過報告発表1
【第6回】~【第8回】
 グループ課題の作業・経過報告発表2 
【第9回】~【第12回】
 グループ課題の作業・学内最終発表
【第13回】~【第15回】
 【現地における最終発表】
 ※ 演習の受講者数や進行状況よっては計画が変更される事があります。