1. |
授業の内容(Course Description) |
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これまでに履修した民法各科目の知識を基礎に、公務員試験および各種資格試験に対応できるよう、物権法及び担保物権法から、出題頻度の高い分野に絞って講義します。 具体的には、テキストの個々の事例を取り上げ、必要な基礎知識の確認を行い、それらの知識や条文を当てはめて事例を分析するとともに争点の所在を明らかにして、妥当な解決を導き出す考え方を示します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①公務員試験および各種資格試験の受験に役立てる内容の講義を行い、合格を目指します。 ②条文・基礎知識などの原理原則をあてはめて事例を分析し、妥当な解決を導き出す力を身に付けることを目標とします。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験(100%)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編『Law Practice民法I【総則・物権編】第2版』(2014 商事法務) 参考文献:中田裕康・潮見佳男・道垣内弘人編『民法判例百選I〔第6版〕』(2009 有斐閣) 参考文献:内田貴『民法I~IV』(東京大学出版会)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義後の復習を行うことが肝要です。講義後の質問も歓迎します。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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①【関連科目】担保物権法をすでに履修済み、あるいは並行して履修することが望ましいです。 ②基礎的な知識の確認は行いますが、より実践的な問題解決能力を養うことを目的としています。 ③公務員試験・各種資格試験を受験する目的意識を持った学生の履修を望みます。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス(講義の進め方、定期試験等について) 物権変動:解除と登記 【第2回】 物権変動:取得時効と登記 【第3回】 民法177条の第三者の範囲 【第4回】 即時取得(民法192条) 【第5回】 共有物の分割 【第6回】 留置権の成立・効力 【第7回】 質 権 【第8条】 抵当権(抵当権に基づく物上代位) 【第9回】 抵当権(抵当権の効力の及ぶ範囲) 【第10回】 抵当権(抵当権に基づく明渡請求) 【第11回】 抵当権(法定地上権) 【第12回】 抵当権(抵当権と利用権の関係) 【第13回】 抵当権の消滅 【第14回】 共同抵当 【第15回】 不動産譲渡担保
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