Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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民事訴訟法研究 II 原田 敏章
選択  2単位
【法学研究科】 14-1-1210-1949-08

1. 授業の内容(Course Description)

 民事訴訟法研究Iに続いて、研究題材として判例を取り上げ、参加者から担当した判例について検討結果を発表・報告してもらい、全員で討論する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 民事訴訟法についてさらに深い知識を得ることを目標とするとともに、法律実務的な文章を書く能力を習得することをも目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席と報告・討論の内容による。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 別冊ジュリスト『民事訴訟法判例百選(第4版)』(有斐閣)を使用する。
 参考書は伊藤眞『民事訴訟法(第4版)』(有斐閣)とする。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 次回の研究題材について、報告者以外の者も準備し、自己の意見をまとめておくことが必要である。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 研究題材のみならずそれと関係する領域の問題についても検討し、自分で考えて討論に参加することが重要である。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 以下の判例を予定している。
【第1回】
 時機に後れた攻撃防御方法の提出(判例番号45)
【第2回】
 裁判所の求釈明権・求釈明義務(判例番号52及び53)
【第3回】
 弁論主義-当事者の主張の要否(判例番号A17及びA18)
【第4回】
 自白-間接事実の自白(判例番号54)
【第5回】
 訴訟上の証明-ルンバール事件(判例番号57)
【第6回】
 証人-証言拒絶(判例番号68)
【第7回】
 文書提出命令(1)(判例番号69)
【第8回】
 文書提出命令(2)(判例番号70)
【第9回】
 文書の真正な成立(判例番号71)
【第10回】
 証拠保全(判例番号73)
【第11回】
 損害賠償請求訴訟の訴訟物(判例番号75)
【第12回】
 既判力-時的限界(判例番号78及び79)
【第13回】
 既判力-一部請求(判例番号81)
【第14回】
 争点効(判例番号84)
【第15回】
 訴訟上の和解(判例番号94)