Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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刑事訴訟法B 堀田 晶子
選択  2単位
【法律】 14-1-1210-3290-03

1. 授業の内容(Course Description)

 刑事訴訟法は、犯罪が行われたか否かを確定し、犯罪が行われた場合には、それに対する刑罰をどのように実現していくか、その具体的な方法・手続を定めた法です。秋期の授業では、公判手続や証拠法のほか、裁判員制度や被害者参加制度を取り上げます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①刑事手続に関する応用的な知識を獲得し、その仕組みを理解すること。
 ②刑事手続の流れを理解し、それぞれの論点について、判例の立場や学説の対立を踏まえながら、自分の言葉で説明できるようになること。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 試験によって評価しますが、救済措置として、出席状況も若干考慮します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 おすすめの基本書や参考書等については、第1回目の授業で紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業で扱ったテーマについて、レジュメやノートを読み返しながら、復習してください。疑問点があれば、基本書や参考書等で確認してください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ①刑法総論・各論をすでに履修済み、あるいは並行して履修することが望ましいです。
 ②授業をよく聞いて、その都度レジュメに書き込むか、ノートを取るようにしてください。書いて理解することが大切です。聞き取れなかったり、わからなかったりしたときは、遠慮なく質問してください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーション・春期の復習
【第2回】
 公判手続① 当事者主義
【第3回】
 公判手続② 訴因と訴因変更
【第4回】
 公判手続③ 公判期日の手続
【第5回】
 証拠法① 証拠能力と証明力
【第6回】
 証拠法② 厳格な証明と自由な証明
【第7回】
 証拠法③ 自白法則I
【第8回】
 証拠法④ 自白法則II
【第9回】
 証拠法⑤ 伝聞法則I
【第10回】
 証拠法⑥ 伝聞法則II
【第11回】
 証拠法⑦ 伝聞法則III
【第12回】
 証拠法⑧ 違法収集証拠の排除
【第13回】
 裁判の効力:確定力と既判力
【第14回】
 裁判員制度と被害者参加制度
【第15回】
 まとめと授業内試験(予定) ※定期試験になる可能性もあり