Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
近代日本文化研究 I 濱田 陽
必修  2単位
【日本文化】 14-1-1310-0430-03

1. 授業の内容(Course Description)

 【隣を思うこころ:日本文化の力】
 世界には隣り合う国がたくさん存在する。日本と韓国、日本と中国、日本とアメリカ、フランスとドイツ、アメリカとカナダ、インドとパキスタン、イスラエルとパレスチナ、オーストラリアとニュージーランド等、隣接した国どうしの文化関係は、世界の発展と平和にとってきわめて重要である。この普遍的な問題意識から、日本の隣国との関係にあらためて着目して、日本文化の幅広い可能性を学んでいく。
 そのために、講義では、文化を生活様式とその形成物と広くとらえ、一般的な文化研究の領域にとどまらずスポーツ、鉄道、家電、自動車、エンターテイメント等にまで幅を広げて分析する。
 日本人の生活様式とその形成物の総体としての日本文化の強みを、①良いものを柔軟に見出し、受容し、守り続ける力、②自然への深い感受性の二つの側面から考察し、伝統文化から現代まで様々な事例を扱い、最新の話題や研究を紹介していく。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 二国の視点から日本文化の可能性を学ぶことにより、文化に対する柔軟な感受性を養う。学んだ内容をふまえながら、自らが独自に考えた感想を交え、1000字以上の考察をまとめる力を身につける。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業参加(60%)、授業内試験(40%)を目安とする。授業内期末試験のテーマは試験の約1~2週間前に発表する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは講義中で紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 先に取り上げた講義のノートを順次復習していく。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 授業に出席し、効果的にノートをとり、内容の理解を積み重ねてほしい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】・【第2回】
 二国の視点と日本文化
【第3回】・【第4回】
 いかなる比較が明日をつくるか:スポーツ
【第5回】・【第6回】
 国土と技術:鉄道
【第7回】・【第8回】
 民需競争と日本企業:家電
【第9回】・【第10回】
 フェアネス:自動車
【第11回】・【第12回】
 ジャパニーズ・クールとクール・ジャパン:エンターテイメント
【第13回】
 日本近代の見えない壁:システム
【第14回】・【第15回】
 「期末試験・全体講評」
 *社会状況、国際情勢の変化に対応して、以上の順序は入れ替わること、新しいトピックに変更することがある。